台風18号から変わった低気圧の大雨が、北関東に猛威を振るいました。
なかでも茨城県常総市の市内を流れる鬼怒川は、旧石下町付近の堤防が決壊し、市街地に浸水し甚大な被害を及ぼしています。
それは津波が襲ってきているようです。なすすべもなく市街地の流れ込む濁流は、一般家屋を飲み込んでいきます。救助要請の通報が鳴り止まず、一方でメディアは「諦めずに救助を要請して下さい」と繰り返し放送しました。
浸水の現場には、安否を心配した家族が押し寄せてあまりに広大な浸水地帯に息を飲み呆然としておられます。
私も、国道354号をつくば市が常総市(旧石毛町)に向かいました。到達したのは、つくば市と常総市の境界である小貝川の堤防まで。目前の相平橋西の交差点は水没して誰をも寄せ付けませんでした。
被災された方に心からお見舞い申し上げます。上流から流れる水量はまだ減少してはいないようです。停電や断水などライフラインも寸断されています。一日も早い復旧をのために力を尽くしたいと思います。