茨城県議会情報委員会の県外視察2日目は、南九州市知覧を訪れ、「知覧特攻平和会館」を視察しました。
この平和会館は、大東亜戦争末期(太平洋戦争)、1036名もの若い命を特攻作戦として散らした史実を踏まえて、全人類的視野で平和思想を普及し、特攻隊員の遺品や関係資料を収集保存展示するために設立されたものです。
ありのままの展示は、特攻を通して戦争のむなしさ、平和の尊さ・有り難さ、命の尊さを訴えるものです。特攻に使用された戦闘機が展示され、語り部が特攻隊として散華した若者の真情を切々と訴えます。確実に死ぬことが分っている、「決死隊」ではなく「必死隊」であること、更に遺書には母を思い、母が住む国を思う心に満ち溢れています。
茨城県出身の方も25名います。茨城では阿見町の予科練があることから、戦争体験の風化を防止し、平和教育の訴えを全国の施設が連携してはどうだろうかと思います。