今日は茨城県議会保健福祉委員会県内調査のため、まず茨城県福祉相談センターの中央児童相談所を訪れ、午後は茨城県立中央病院を視察貯砂しました。
中央児童相談所は、手狭で老朽化激しい旧児相を移転新築したもので、児童相談所と児童一時保護所を同一敷地に排することで、相談と保護を有効に連携する体制が整いました。さらに、男女混合の適切な区分や一人部屋から三人部屋の児童居室を整備することで不安定な心情に十分な体制もとられています。
今後は増え続ける児童虐待への適切な対応に大きな役割を果たすことが期待されます。虐待に至る状況は、親子の虐待の連鎖や社会から家庭が孤立しているなどある意味現在の日本の縮図ともいえます。私たちは、虐待の連鎖を止めなければなりませんし、そのために重層的な地域社会の見守りや地域と行政の緊密な連携が必要です。その中核に中央児童相談所があり、立派な施設を大いに活用してまいりたいと考えます。
茨城県中央病院では、先週設置ができた手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」に触れ、実際にドモ操作をすることができました。この最新鋭のロボットは、飛躍的に患者の負担を軽減するとともに、最先端医療機器として若手の医師を確保できる注目機器といえます。
また、緩和ケア病棟、化学療法センター、救急センター、循環器センターなど病院改革を進める中で県立病院が茨城県医療の先端を走り、かつ地域医療の幅広く貢献できる体制が整備されつつあると感じます。
政策医療の実験を目指し、医療教育を推進する病院としてますまの発展を望みます。