ルミナイト・ジャパン㈱が行う水質浄化実証実験の3カ月の模様を視察しました。
これは、茨城県が行う平成25年度公募型新たな水質浄化空間創出事業に係る実証実験であり、潮来市潮来の前川の支流である石田川河口で行われています。
概要は、石田側から水を汲み上げ、3槽のタンクでルミナイトを散布して浄化しようとしているものです。凝集・沈下槽、ろ過槽、検査槽からなる単純なもので、本来は水上から散布して最大の効果があるものです。
水の浄化は、環境への影響を最小限に抑えるためになかなか散布の方式がとれません。これは当然のことで仮に有害であれば取り返しのつかないことを恐れるからです。
さて、今日の説明では、まず水の透明度の改善が注目されます。次に、COD・T-N・T-P等の目標水質も相当の除去率を表していました。更に、今日は大雪大雨の影響で河川の水位が上昇して前川と石田川の水が混入していましたが、日量4トンの復水で水質の良い水がハッキリと目視できたとの報告もありました。
これらの結果は、アオコで悩む土浦市などでも朗報となると思います。いずれはルミナイトの散布により水質浄化の実績をつくり、県民の驚きと期待を担いたいと思います。