陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地解説61周年記念行事が晴天のもと開催されました。
ここでは多くの市民が集い櫻木指令による観閲式が挙行され同駐屯地の持つ精鋭の自衛官と装備が紹介されました。
観閲式の後に祝賀会が開催され私は自衛隊OBの方と語り合いました。私が昨今の集団的自衛権を念頭に、「地元の自衛隊OBの方から、皆さんは本当に攻められないと考えているのか、攻められることはないということが前提ではない」とお話しました。
すると、その方は、大要「自衛隊は、日本が攻撃されることを念頭に訓練しています。日本の平和は憲法9条により図られているのではないと思う。これは米国との安保によるもので、いま米国の様子が変わってきた。今は、日本が日本を守るべきだ。駆けつけ警護においても、現憲法で邦人が守れないとしても自衛隊のリーダーは、自分が殺人罪に問われても邦人を救いたい。そして、自衛隊法等の改正も、何がて゜きるではなく、禁止事項を明示してその他は自衛隊の裁量としすることを望みたい」というものでした。
自衛隊OBとして、自衛隊の現場の意見とも思いますが、日本の存立の特別が、結果として日本の平和を守ったことは間違いありません。集団的自衛権は、憲法策定時の米国にはなかった概念です。そして、集団的自衛権の発動として日本が他国を攻めれば、間違いなく日本から攻められた他国は、その国の個別的自衛権により反撃してきます。
集団的自衛権は、結果として自衛権ではなく、他衛権であり、戦争の開始のゴングになると思えるのです。その意味で集団的自衛権の意味をさらに考えなくてはなりません。これは感情論ではありません。