茨城県小美玉市議会選挙が迫って参りました。11月13日告示、20日投票です。定数は22名、2議席減。立候補予定者の説明会には27陣営が出席したことから、現時点では5名オーバーと予想されます。
この小美玉市議選の最大の課題は、平成19年に合併した旧小川町、旧美野里町、旧玉里村の融和ある合併の姿の是非にあります。表面は、スポーツシューレ(サッカー場)新設を問う、サッカー場建設賛成反対の対立的な課題にあるようですが、それも当然大事なこととして、その背後には、やはり小美玉市政の主導権争いの様相ではないかと思えます。
合併は本当に難しい。隣接地でありながら、市政のシステムは税金の賦課から諸手数料まで差異があります。その一つ一つが損得の一つ一つとして挙げられるとすればどこまでも合併格差は解消しません。
ましてや、市長の出身地ばかりとか、補助金は本当は旧何町が使うものだとか、おらが地域の市議が少ないからダメなのだとか、突き詰めていくと政治の目的や議員としてのあり様が小さく自己中心的になりがちだと思えます。
つまり、今回の市議選は、小美玉市の再度の真の合併の姿を、市民が心を一つにして盛り上げていく市会議員選挙でなければならないと思います。
市議選応援のために、小美玉市を訪れると、誰彼を名指して「落としてやる」とか、「次の市長選は誰々だ」とかを騒ぎながら、スポーツシューレの建設の是非を問うことは、本質的に目的と手段を誤っているのではないでしょうか。
もっと多様な小美玉市の課題を忌憚なく話し合う必要があります。小美玉市は、茨城空港を擁する茨城県にとって大事な地域です。地元が一枚岩になって融和の姿で茨城空港の発展に寄与して欲しいと思います。道路もでき、資金も投下されています。来場者も増加傾向です。ここで小美玉市を発展させることが大事です。
小美玉市も、やっと放射性物質測定器の貸出が開始されます。10台は少ないかなと思いましたら、土浦市は5台、石岡市は6台だそうで、まあ勝ったなという感じでしょうか。これも公明党山本議員の要望書の結果です。
小美玉市になくてはならない22名を選ぶことが、小美玉市の市民の当たり前の責務です。常に話題の本質に迫り、単純化したことは分かりやすいけれど、大事なことをわざと隠すこともできるものです。当初は純粋な活動もいつか権力に利用され当初の理念を変質させることがあります。もう選挙戦です。ここは少し距離を置いては如何でしょうか。若しくは、次のもう一つの小美玉市の課題を挙げる選挙戦にしてはどうでしょうか。
投票率は本当に上昇するのでしょか。一人でも多くの肩に投票所に行って欲しいです。でも、これだけ騒いで前回並みや減少したとならば小美玉市議選はなんであったかを問われてしまいます。
ぜひとも内実のある小美玉市議選を戦い抜いたいと思います。