【見事な夫婦】来る世も夫婦付随の旅路を思う。最終章の人生に悔いなきは心通う普段の情愛。

 今夕、私が県議になる前から大変お世話になった方の告別式に参列しました。
 お世話になった方が亡くなることは本当に残念で悲しくなります。
 それでも、喪主である二女の方から、亡くなる間際のお話を伺い感銘を深くしました。
 それは、93才の高齢でもあり、病院からは健康になることはないと宣言されていた故人。入院もせず、ご自宅で娘さんたちの励ましによって、意識もしっかりとされていたとの事。少し前に奥様を亡くされていた故人。
 このお父さんが、最後に見た夢。それは、亡くなられた奥様の若き日の姿であったそうです。
 随分、相当前の、若き二人の睦まじい姿を夢見ていたそうです。これなら死出の旅路に何の怖さも寂しさもあろうはずかありません。
 亡くなられた奥様も、しっかりした口調で、ご自身の来し方を話されていました。大恋愛のお二人であったに違いありません。
 命の燃焼の最後の輝きが、愛情会溢れる若き夫婦の姿であることに感動します。
 今ごろ、お二人はどうされているのだろうか。亡くなられて新しい旅たちになったことを確信してやみません。
 そんなお話をしていましたら、東京から駆け付けた長女がこう話されました。
 「近頃、私は母親に似てきたの。最近、髪をショートにしたらなおさらそう思う。私の顔を見せたら驚いただろうね」と。
 息を引き取る時には間に合わなかったようですが、何と不思議なご家族なのだろうかと感心しました。
 人生の最終章に、このご家族に悔いはないのだろうと思い、信念ある生き方のお手本を見せて頂きました。
 見事な成仏のお顔を拝見し、ご家族の麗しさに、心から感動し、通夜式の会場を後にしました。 合掌。