今日は、朝からつくば市北条へ車を走らせました。
つくば市北条は、私の前職である常陽銀行の最終勤務地です。ここで、思いで深い輝くような時間を支店長として過ごさせていただきました。決して大規模店ではないものの、歴史と伝統があり、本当に古くからのお取引先に守られて、かつ新築したばかりの店舗での勤務でした。
昨年は、目を覆うばかり竜巻被害があり、直後に駆け付けた時も息を飲むばかりでした。私の知っている北条商店街の姿ではありませんでした。今日の北条商店街は、それなりの復興の姿を見せてはいるものの本格的な商店街の再生新出発には時間が必要な様子が窺えます。
常陽銀行筑波支店にお邪魔して、かつての同僚の皆さんと会話し、懐かしさと温かさを心から感じさせて下さいました。本当にありがたいことです。
懇談の中で、当時振るわない中小企業のことが話題になりました。私は、「財務分析を分析して評価するのは正しい。しかし、会社を育てるには、再生への励ましが必要」と当時の心の内を話させていただきました。私が、筑波の父と仰ぐ会長も、新任者として赴任した時にお世話になったことへの感謝を筑波山の行事の折々に、足元がおぼつかない時に抱きかかえて歩いたことなどを、思い出深く話しました。
企業にせよ、人材育成にせよ、シビアな現実だけが動かすものではありません。心を育み発展させる励ましこそ必要だと思うのです。
今日は、改めて選挙に臨む前の自身の思いを振り返りました。退職して約3年です。当時を知る同僚の皆さんに、私はどう映ったのでしょうか。少し心配ですが、新しい経験があったことを自身で評価したいと思います。