2016年の東京都中央卸売市場での茨城県産青果物取扱高が617億円で全国1位になりました。
これは、記録が残る1985年以来、過去最高額で、13年連続の1位と誇りうるものです。
天候不順で全国的に青果物の出荷量が減少する中、茨城県では葉物野菜の出荷量が確保できたことが寄与して、前年51億円となりました。2位の千葉県を149億円上回ったことが特筆されます。
茨城県青果物の取扱扱い高は、東京都中央卸売市場全体の5,865億円に対して、10.5%(前年比0.5ポイント増)を占有し、2位の千葉県は8%の468億円(前年比17億円増)w@r。
取扱い数量は、前年比8千トン増の23万トン(全体の11.7%)で、3位から1位に、2年ぶりにトップに返り咲きました。2位は、千葉県の22万5千トン(11.5%)、3位は北海道の21万9千トン(11.2%、前年1位)。
品目別では、8~9月の天候不順により、ミズナの入荷量が大きく減少したものの、ハクサイやレタス類、キャベツ類の価格が高騰したことが要因とされます。ハクサイは、前年比54%増の52億3千万円、レタス類は前年比21%増の60億円、キャベツ類は前年比54%増の18億2千万円。
野菜不足による価格上昇が大きな要因と思われます。
農業県茨城の面目躍如となりました。