【市民後見】高齢者・障害者を地域で支える市民後見活動に、学びの成果を活用しよう。

 昨年10月から約半年間を欠けて学んできた東京大学市民後見人養成講座を無事に修了し、履修証明書を授与されました。
 これからの超高齢化社会を展望して高齢者と障害者の身上監護と財産管理は、特別なことではなく普通のこととして、より多くの市民によって、確保とケアが為されていかなくてはなりません。
 昨日、東大での履修証明書授与式では、来賓の挨拶でも、161
 ・高齢者と障害者を「地域で支える」、制度は介護保険にあるが、理念と使い勝手は後見制の運用にある。
 ・履修生は、①個人として、動機と希望をここで満たすことができた。次にあるのは「学んだ責任」 
 ②社会的には、大学が市民後見に関わる意味がここに発揮された。国は、必要性を認めながら具体的な展開ができなかった。
 ・皆さんへの期待は、家庭や職場、地域で成年後見制度について語り「成年後見制度の社会化」を担う事。また、今日の学びから一歩踏み込んで、具体的な活動で市民後見の時代を作ること
 そして、学んだ本質は、①財産管理から身上監護へ ②地域貢献の展開 ③市民が後見制度を支えるものと指摘し、市民と言う最もコミュニケーションできる人たちが草の根の活動をすることが理想と期待を寄せられました。
 ・更に、高齢化は良くないことと言うような否定から始まるのではなく、現在の高齢者は例えば現在の70歳は過去の50才であるように若返りしていることなどに注目すべきであるともありました。
 わたくしは、この学校教育法第105条の規定に基づく総時間数125時間の履修修了を素直に喜んでいます。昨年の県議会保健福祉部での質疑も活用し、高齢者施設や精神障碍者施設での経験は実感のある質疑に繋がったと思います。
 これからは市民後見が地域に根ざしたものになるような努力をしたいと思います。
 

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