10月30日開催の公明党土浦時局講演会での八島功男の挨拶内容を掲載します。
茨城県議選の予定候補者として、1期4年を振り返り、次の4年の課題と展望ね果たすべき役割を話させて頂きました。
ぜひともお読みいただきたく存じます。
皆さま、こんばんは。
ただいまご紹介頂きました八島功男でございます。12月14日の茨城県議選に、難関の2期目の挑戦致します。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
本日は、ご多用中にもかかわらず、このように土浦市民会館一杯の大勢の皆さまにお集まりいただきました。感激です。感謝です。
八島功男は、1期4年間、皆さまに守られ、皆さまに励まされ、皆さまの真心を、身体いっぱいに感じて参りました。本当に、誰よりも幸せな男でございます。誠に、誠にありがとうございます。
わが公明党は、「大衆とともに」の精神で、結党50周年を迎えます。
生活者の目線で、生活者のための政治を実現するため、私たちは、現場主義に徹して参りました。チーム3000のネットワークを築いて参りました。
ネットワーク政党の真骨頂は、議員の団結力です。私も、公明党の議員らしく、山口代表、県にあっては、石井政調会長と、心を合わせて、県議会・市議会議員の連携を密に、現場主義を貫いて、公明党の政策実現に邁進して参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
この4年間、多くを学ばせて頂きました。その成果の一端は、皆さまのお手許にお届けしたリーフレットに掲載させて頂きました。
まず、東日本大震災からの復旧・復興に全力で取り組みました。
被災した土浦市商店街観光施設の復旧には、国が半分、県が4分の1を補助する中小企業等グループ施設等復旧整備補助金の導入を土浦商工会議所に提案し推進させて頂きました。
この補助金は、もともとは福島・宮城・岩手の被災3県を対象としていましたが、県の強い要望を受けて、公明党石井政調会長が予算委員会で「茨城を忘れないで」と質問したことで道が開けました。私は、その質疑を機に、すぐさま土浦市での活用を提案し、採択への努力をさせて頂きました。予算獲得が議員の大きな仕事であると確認しました。
また、阿見町の東京医科大学茨城医療センターの保健医療機関再指定への署名活動をおこないました。
「悪い事をしたら罰する」との当然の意見の中で、「地域医療は、絶対に守らなければならない」との強い思いからの行動です。2週間ほどの期間で、16,696筆の署名を頂き、厚労省の保健局長に、また橋本知事宛てに署名を届け、「患者のために病院が必要であり、一刻の猶予もない」と訴えさせて頂きました。そして、多くの方の努力と相まって、最短3ケ月での再指定になったものです。庶民の願いの結集こそが行政機関を動かす原動力です。公明党らしい推進方法と確信します。
また、特別支援学校への冷房導入を委員会質疑から引き出しました。
それは、特別支援学校にお子さんが通うお母さんからの訴えから始まりました。要望は、冷房設備整備のみならず、吸痰などの教員の医療行為や、看護師さんの勤務形態と生徒の宿泊学習など数多くの涙ながらの訴えです。
私は、そのお母さんの心を受けて、予算特別委員会で「土浦市の小中学校は、冷房が入っています。しかし、県立の特別支援学校では導入されていない。体温調整もままならない生徒がいる中でこれ良いのだろうか」と質問しました。回答は、「茨城県は、全国的にも整備率が低いこともあり、今後3年間で冷房を導入する」と時限を切った整備計画を引き出しました。それでも、まだまた為すべきことは多い、急がなくてはならないと心に銘じています。「ひとりのために、みんなのために」を実践です。
これらは、公明党のネットワーク力から生まれました。グループ補助金は国会議員、冷房設備は市議会議員のネットワークです。そして、ネットワーク力の発揮の源泉は、署名のような、市民・県民の願いの結集であるという事です。
この4年、今後の変わらぬ、八島功男の政治活動の原点を作ることができたと確信します。すべては、皆さまの「お心」から学ばせて頂きました。誠にありがとうございました。
さて、今、私のこれからの4年のキーワードは、「地域づくり」です。地域とは、私たちの足元です。立つべき大地です。それは、県議会議員として当然の茨城県あり、なかんずく土浦市であることは明白です。
そして、「地域づくり」は、日本一の「住みよさづくり」です。「土浦に住んでいて良かった」「土浦市に住んでみたい」と「選ばれる土浦づくり」にほかなりません。
東洋経済誌は、「住みよさランキング」東日本編で、土浦市を昨年は5位、今年は15位としました。残念ながら昨年に比べて順位を落としました。東洋経済誌は、その理由を、保育所定員数が全国平均を大きく下回ったことに加え、転出数の増加、小売業売上高の減少としています。
一方、茨城県の評価は、「住みよさランキング2014」東日本編のトップ10の内、半数の「2位守谷市、4位つくば市、5位那珂市、7位神栖市、8位水戸市」と5市が茨城県であることから、茨城県のレベルの高さが際立っていると指摘しています。
これは、地域ブランド調査2014の言う茨城県の魅力度は最下位47位を2年連続、更に、魅力度に相関関係の高い観光意欲度6年連続最下位から見て大きな違いです。
私たち土浦市民は、住みやすいけれど魅力ない茨城に住んでいるのでしょうか。これらの調査は、調査の視点によって、大きな結果の相違を表していると言えます。
私は、土浦市は、「桜川沿いのマンション最上階から夕刻に臨む霞ケ浦と筑波山の雄大さ」、「桟敷から見上げるスターマインの豪華、花火の競演」、「走り切る喜びとノーマライゼーションの意義深いマラソン」、「悠久のハスの花、枯れて折れた茶色の茎に黄金の秋色」など、四季を彩る観光の魅力を開発しながら、市民にとって満足感のある「住みよさ」の向上を目指すべきではないかと考えます。
さて、これからの「住みよさ」を考えるとき、「超高齢社会」と「人口減少」の問題を避けて通ることはできません。
「超高齢」を見ると、土浦市の本年4月1現在の65歳以上高齢者は、36,068人、高齢者率は24.87%です。行政区で見れば、高齢化率30%超の行政区が74地区、最高は烏山4丁目の45.64%です。反対に高齢化率10%の行政区は12地区あり、最低はおおつ野5丁目の3.25%です。高齢化率の将来予想は、2025年で30.6%と予想されています。
次に「人口減少」を見ると、土浦市の2010年総人口は、143,839人、うち20~39歳女性17,260。2040年土浦市総人口は、117,737人、うち20~39歳女性は10,710人。若年女性人口は、37.9%減少すると推定しています。
この現実を直視し、短期、中期、長期の政策の一手を打たなければなりません。そのためにも、私は、「支え合う地域づくり」、「魅力ある地域づくり」、「安心な地域づくり」、「活力ある地域づくり」に、挑戦し、そして実現して参ります。
「支え合う」は、土浦モデルの「地域包括ケアシステム」を構築します。
「住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けることができる」ために、住まい・医療・介護・介護予防・生活支援が一体的に提供するシステムです。これは、「住まい」を中心に、医療と介護を切れ目なく繋げて、家族の負担を軽減しながら在宅医療・在宅介護を目指すものです。
私のおばあちゃんは、102才の大往生を自宅で迎えました。朝、起きてこないなと思った時、既に息はなく、かかりつけ医の往診により、静かで満足な、永遠の別れが告げられました。
また、新しい社会保障の中核は、「元気で長生き」「健康で長寿」です。健康の増進により、医療・介護の制度費用は劇的に変わります。また、認知症には、初期対応を充実させ、徘徊に際しては、「徘徊できる安心のまちづくり」を目指します。支え合うからこそ、地域の安全と安心が作られます。
「魅力ある」は、若者の働く魅力ある雇用の場を作ることです。
土浦で働き、土浦で結婚し、土浦で出産・育児、土浦で子育て・教育など「雇用と子育て推進」に取り組みます。また、高齢者の買い物・病院などの足となる新しい交通手段の創出を図って参ります。
「安心な」は、防災体制の充実です。土浦は、大きな災害に見舞われない安心な地域です。それでも、道路の冠水など治水体制には更なる充実が必要です。治水・用水の整備を早期に、そして着実に進めて参ります。
「活力ある」は、女性の活躍です。そして、地方創生です。賑やかに人が集い、多くの市民が多くの市民と深い関わりを持ち、地域が一体感をもって成長することが活力の源泉です。女性が活躍することが「平和」と「安全・安心」であると確信して参ります。
以上の、4つを課題へ挑戦したく、八島功男は、県議会議員として2期目の難関に挑みます。
次に、ご報告を致します。
まず、買物に走り出すハッスル黄門が絵柄の「いばらきシニアカード」です。このカードの目的は、高齢者の積極的な外出を促し、お得で楽しい買物をするものです。裏面には、緊急連絡先やかかりつけ医、血液型を書くことができ、いざと言う時に、救急車が最も適切な病院と連携することができます。
このシニアカードは、11月25日から配布がスタート。実は、私の誕生日は11月25日。誕生祝をシニアカード配布で密かにお祝いします。
次に、今日、同じ時間に三中公民館で、国交省常総国道事務所は、国道6号バイパスの土浦市中から中村西根間の2.7㎞、牛久バイパスの測量など道路位置に関する説明会を開催しています。このバイパスは、現在の6号パイパス4車線化と接続して圏央道のつくば牛久インターチェンジを繋ぐもので、ジョイフル本田前の渋滞解消と利便性の向上に大きな期待があります。
更に、明日からの茨城県議会第4回定例会では、旧京成ホテル前の土浦新港が県管理からラスクマリーナの指定管理に採決する見込みです。これは、私の一般質問が具体化したもので、地元土浦の現場の自由な発想で、新しい土浦港の活性化を目指すものです。
最後に申し上げます。東日本大震災の地震と津波、福島第一原発事故の経験は、私たちの心に、大きな傷跡を残しました。しかし、私たちが立ち止まることはありません。私たちは、復旧復興に努力する中で、「安全・安心」を追求して参りました。防災意識の高まりは、家族と言えども、まず逃げる「津波てんでんこ」などを通じて、家族の本当の信頼のあり方、絆を学びました。
東海第二発電所は、建設後36年を経過し老朽化はまぬがれません。加えて、30㎞以内に96万人が住み、その広域避難の難しさは容易に想像できます。そこには、再稼働という選択はないものと考えます。
原発事故では、放射能の脅威に対して、「正しく恐れる」ことを学びました。不安や恐怖などの負の連鎖ではなく、正しい理解と厳格な防ぎょ策が必要です。
私たちは、「風化」と「風評」という2つの風と戦わなければなりません。蓮根農家の長男の根本は、土浦の、茨城の農業を「風評」から守り、納得の測定を持って着実に発展させることです。
私の1期4年の議員活動は、いま道半ばです。
ますます為すべきは増え、数多くの課題に挑戦しなければなりません。そして、必ず実現する決意です。
今日、ここにお集まりの皆さまを始めとして、土浦市内のみならず県内外から八島功男をご支援、奔走くださる皆さまに、心から、心からの感謝を申し上げます。
4年前、初当選した時頂戴した、12,556票、「人にこころ」は、私の議員としての絶対の原点です。そして、原点であるがゆえに、難関である2期目だからこそ、12,556票に1票でも多くの票を重ねて、この4年間の真心にお応えしたいのです。
どうぞ、皆さま、皆さまの一層のご支援を心からお願い申しあげ、ご挨拶とさせて頂きます。本日は、誠にありがとうございました。