【私だからできる】あなただからできること。あなたにしかできないこと。私が私である人生を。

 今朝の新聞各紙を見て驚きと感動がありました。
 それは、喉頭がんで療養中の音楽プロデューサーつんく♂(46)が4日、声を失ったことを明かしたことです。
 プロデューサーを務める近大(大阪・東大阪市)の入学式に出席し、声帯を摘出する手術を受けたことを発表しました。
 つんくさんは、「あなただからできること。あなたにしかできないこと。それを追求すれば、あなとの代わりは無理なんだという人生が待っている」との万感のメーッセージです。
 そして、今日の出会いに感謝する生き方を伝えてくれました。
 以下は、<つんく♂のメッセージ>の抜粋です。私の記憶に留めるためにブログに掲載したいと思いました。
 平成27年度 近畿大学に入学の皆さん入学おめでとうございます! この大学の卒業生でもあります 私「つんく♂」と申します。
 なぜ、今、私は声にして祝辞を読み上げることが出来ないのか…。それは、私が声帯を摘出したからです。去年から喉の治療をしてきていましたが、結果的に癌が治りきらず、摘出するより他ならなかったから一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました。また振り出しです。
 そんな私に、「今年も近畿大学の入学式のプロデュースをお願いしたい!」と、この大学から依頼がありました。その時に思いました。「ああ、この大学を卒業してよかったな。こんな私がお役に立てるなら精一杯頑張ろう!」。そう心に思いました。昨年末から何度も大学とメールでやり取りしたり、スタッフが伝言してくれたり、を繰り返しつつ、今日、この日を迎えました。
 私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事を考えながら生きていこうと思います。
 皆さんもあなただから出来る事。あなたにしか出来ない事。それを追求すれば、学歴でもない、成績でもない、あなたの代わりは無理なんだという人生が待っていると思います。仲間や友人をたくさん作り、世界に目をむけた人生を歩んでください。私も皆さんに負けないように、新しい人生を進んで行きます!
 だから最後にもう一度言わせてください。皆さん、近畿大学への入学、本当におめでとう!「ああ、良かった!」と思える大学生活をセルフプロデュースしてください!
 そして、今日のこの出会いに感謝します。ありがとう!
 平成27年4月4日
 近畿大学入学式プロデューサー つんく♂