7月1日から運用が開始された電話相談の新しい方法。
覚えやすい番号で児童虐待や悪徳商法相談が進みます。
189(児童虐待 いちはやく)、
188(悪質商法 いやや)
児童虐待に関する相談を受け付ける「児童相談所全国共通ダイヤル」と、悪質商法などの問題に対応する「消費者ホットライン」。これまで10桁だった2つの電話番号が1日から3桁化され、より利用しやすくなりました。
児童相談所全国共通ダイヤルは「189」(いち早く)。この番号に電話をかけると、24時間365日体制で近くの児童相談所につながり、専門の職員に「児童虐待を発見した」「子育てに悩んでいる」などの相談をすることができます。虐待の通報や相談は匿名でも可能です。
一方、消費者ホットラインは「188」。語呂合わせは「嫌や! 泣き寝入り!」です。この窓口では、契約をめぐるトラブルや悪質商法などの被害に遭った消費者に対し、居住する自治体の消費生活センターや消費生活相談窓口などを案内します。土日・祝日は国民生活センターにつながるなど、年末年始を除いて原則、毎日利用できますが、窓口が受付時間外の場合は、受付時間のお知らせになることもあります。
相談ダイヤルの簡素化について公明党は、2010年8月の衆院青少年問題に関する特別委員会で、高木美智代さんが児童相談所全国共通ダイヤルを取り上げ「10桁で覚えにくいという声が圧倒的に多い。110番などのような番号にするべきだ」と提案するなど、実現を積極的に推進してきました。