食料の安全保障強化や環境調和型農業へ、JAグループより農政に関する要望を受ける

8月27日、JA茨城中央会より「令和7年度農業施策の要望」をお受けしました。
要望は、食料安全保障の強化、環境調和型農業の推進、水田農業の確立、農業外国人材の安定的な受入れ対策、物価高騰に対する医療機関への支援など10項目です。
全国トップクラスの農業県・茨城。農業を守り、育てることによって、茨城県の新たな活力が生まれます。環境に優しい、儲かる農業を目指し、JAグループと協調して要望実現に向けて取り組んでまいります。

  1. 食料安全保障の強化
    農業への理解促進: 県民や消費者の農業に対する理解を深めるため、学校教育や農業体験を通じた取り組みを推進。
    再生産可能な価格形成: 農産物の適正価格を維持し、持続可能な農業を実現するための国への働きかけ。
    農業資材高騰対策: 肥料や資材の高騰に対するセーフティネットの整備。
    飼料高騰対策: 飼料自給率向上のための支援と、生産者の負担軽減策の強化。
  2. 環境調和型農業の推進
    技術普及の強化: 環境に配慮した農業技術の普及と定着を推進。
    販売促進: 環境に配慮した農産物の販路拡大とブランド強化。
    消費者理解促進: 消費者の環境配慮意識を高めるための啓発活動の強化。
  3. 水田農業の確立
    収益性の高い水田農業: 地域の実情に応じた品目転換と収益性向上の取り組み。
    生産基盤の整備: 生産性向上のための基盤整備と新技術導入の支援。
    米の流通・販売強化: 需要に応じた米の生産・流通・販売体制の整備。
  4. 高温に対応した農作物対策
    品質安定対策: 高温による農作物の品質低下を防ぐための品種改良と普及。
  5. GAPの普及
    国際水準GAPの普及: 茨城県産農産物の国際的な競争力強化のためのGAP認証取得支援。
  6. 生分解性マルチの導入支援
    環境負荷低減: 生分解性マルチの導入促進と申請手続きの簡略化。
  7. 赤かび病対策
    麦の安全確保: 赤かび病対策の強化と検査費用支援。
  8. ブランド力強化
    茨城県産の認知度向上: 茨城県産農産物のブランド力を高め、消費者の購買意欲向上を図る。
  9. 外国人労働者の受け入れ促進
    新制度の円滑な移行: 外国人技能実習制度に代わる新制度「育成就労」の情報発信と受け入れ体制の強化。
    不法就労防止: 不法就労防止に向けた取り組みの強化。
  10. 医療機関への支援
    物価高騰への対応: 医療機関への物価高騰対策支援と診療報酬改定の見直し。