【選挙区割】公明党は新定数59を提案。民意反映と人材供給の基盤を作りたい。

お 公明党茨城県議会は、昨日(5月28日)県庁内記者クラブで、「茨城県議会議員定数に架かる公明党の見解」について会見しました。
 これは、県議会改革検討会宛ての報告内容に基づき、公明党として①定数59(現行6源) ②その理由 について広くお知らせするものです。
 この詳細は、井手県議(会派代表)のブログに掲載されていますので、以下のリンクから入ってご覧ください。
http://blog.hitachi-net.jp/archives/51355532.html
 井手県議ブログをご覧になって頂いたとして、その上で、私の感想を述べてみたいと思います。
 私は、案1にあるブロック制導入案を支持します。しかし、現行公選法の改定がなければ実行できません。それを理解したうえで、あえて「定数1選挙区をなくしたい」と考えるからです。ましてや「無投票」は如何なものかと思います。現状は、県版小選挙区制とも言えましょう。
 選挙は、県民に議員という役割の選択肢を多く提示し、多様な意見の集約を図るものと考えます。その意味で1市1県議は、当該首長との関係性が色濃く出る場合があり、時として権力闘争の温床となることが懸念されます。
 もちろん合併する市郡の規模の問題があると思われます。合併が小さな市郡の議員の排除となれば本意ではありません。しかしながら、あえて今一歩の枠(選挙区)の拡大が、新しい政策と新しい人材の発掘に繋がるのではないかと考えます。
 次に、立候補する環境の整備が大事だと考えます。私たちは被選挙権の行使に消極的であり、自身の可能性を信ずる人は少ないと思います。そこで、一定の大きさが新しい人材の供給源になるのではないかと考えます。多様な人材が立候補できる環境整備をも検討すべきと思われます。
 ともあれ、今検討の議員定数の検討は、定数と選挙区割りを一体不可分として関連付けて検討されるべきだと考えます。
 まず恣意性を排除して、ある意味現職の顔を思い浮かべないで虚心坦懐に検討し、将来の議員定数のあり方を検討すべきだと思います。
 一票の格差はその指標です。今後の人口移動もあります。議員一人当たりの人人口数の議論もあるでしょう。現状の議席も重要です。そのうえで茨城県は、自民党の意向が県民の皆さんに理解される結論を見出すものであることを期待せざる負えないものです。
 今回、私たちが記者会見した事由は、議論の経過をオープンするための一形態であることを申し上げたいと思います。