今日は終日、新盆を迎えられたお宅をお伺いして故人との思い出や地域の話題に耳を傾ける機会を頂きました。本当に大切なひと時を過ごさせて頂きました。また、仏前にお線香を手向けるためにご自宅に上がらせて頂く機会でもあっていつもより濃密な時でもあります。これも亡くなられた方のお導きと言えるかもしれません。懇ろに回向の祈りを奉げて参りました。
さて、かの状況ですから、どうもブログを書く余裕がありません。そこで、最近の公明新聞のコラムから私が秀逸なものとして「なるほど」と思ったものを掲載します。
私も大好きなNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の中の方言についてです。方言と医療という関係がポイントです。
北斗七星
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で驚いた時に使われ、今や流行語となっている方言「じぇじぇじぇ」。ロケ地の岩手県久慈市を訪れた時、若い市職員から、「“じぇ”は年配の人しか使わないし、3回も繰り返さない」との話を聞き、思わず「じぇじぇじぇ」と口走りそうになった
◆三陸で驚きを表す方言は、青森県南部から岩手県北部では「じゃ」、岩手県大槌町では「だだだ」、岩手県南部から宮城県では「ばばば」というそうだ。「じぇ」は久慈市でも小袖地区で話される漁師言葉らしい。「山一つ越えれば言葉が違う」ほど東北弁は表現が豊かである
◆半面、方言が理解できないと意思の疎通が難しい。東日本大震災で全国から医療関係者が訪れたが、言葉が分からず患者の話を聞き取るのに苦労したという。そこで、国立国語研究所は、擬音語・擬態語のガイドブック「東北方言オノマトペ用例集」を作成、医療機関への配布やインターネット上で公開している
◆被災地では、住民の避難や移転によって4県で143の方言が消滅の危機にある。それは、人々の居場所を確認する精神的支柱が失われることを意味する
◆言葉は、それを使って伝え合う人を離れて存在しない。まちを再生し、コミュニティーを回復させるためにも文化の復興への視点も忘れてはならない。(川)