本日(20日)16時30分に茨城県災害対策本部から発表された、市町村別農産物の放射性ヨウ素と放射性セシウムは、以下の通りです。
たとえば、ホウレンソウに含まれる放射性ヨウ素が5,000ベクレル/KGとは、
①100gを摂取した場合の実行線量は、0.08ミリシーベルト
②毎日15gを365日摂取した場合の実効線量は、4.4ミリシーベルト
となります。
これは、ブラジル・ガラパリでの自然界からの放射線量10ミリシーベルト、全身CTスキャン6.9ミリシーベルト、世界の一人当たりの自然界からの放射線量2.4ミリシーベルト、日本の一人当たりの自然界からの放射線量2.4ミリシーベルト、胃のX線集団検診(1回)0.6ミリシーベルトと比較できる。
この分析は、農林水産省の(独)農業環境技術研究所、(財)日本食品分析センターのいずれかの実施
単位は、ベクレルbq/kgで放射能濃度を表示
・日立市
露地ホウレンソウ① ヨウ素54,100、セシウム1,931
露地ホウレンソウ② ヨウ素25,200、セシウム1,105
・常陸大宮市
露地ホウレンソウ ヨウ素19,200、セシウム1,040
露地ホウレンソウ ヨウ素17,800、セシウム908
・那珂市
露地ホウレンソウ ヨウ素16,100、セシウム911
露地ホウレンソウ ヨウ素13,500、セシウム966
・鉾田市
露地ホウレンソウ ヨウ素7,710、セシウム407
露地ネギ ヨウ素356、セシウム9
・守谷市
露地ホウレンソウ ヨウ素2,100、セシウム121
露地ホウレンソウ ヨウ素26、セシウム検出せず(不織布あり)
露地ホウレンソウ ヨウ素検出せず、セシウム検出せず(不織布あり)
露地ネギ ヨウ素590、セシウム270
露地キャベツ ヨウ素検出せず、セシウム検出せず
・古河市
露地ホウレンソウ ヨウ素4,200、セシウム121
露地キャベツ ヨウ素30、セシウム検出せず
露地キャベツ ヨウ素20、セシウム検出せず
・境町
露地ネギ ヨウ素140、セシウム検出せず
露地ネギ ヨウ素120、セシウム検出せず
・高萩市
ハウストマト ヨウ素16、セシウム1
ハウスホウレンソウ ヨウ素11,000、セシウム586
ハウスイチゴ ヨウ素37、セシウム5
・日立市
ハウスキュウリ ヨウ素97、セシウム8
・小美玉市
ハウスニラ ヨウ素440、セシウム7
・鉾田市
ハウスミズナ ヨウ素480、セシウム81
ハウスイチゴ ヨウ素28、セシウム3
ハウストマト ヨウ素22、セシウム4
ハウスホウレンソウ ヨウ素1,900、セシウム71
・行方市
ハウスチンゲンサイ ヨウ素75、セシウム39
露地レンコン ヨウ素13、セシウム検出せず
・鹿嶋市
露地キャベツ ヨウ素62、セシウム23
以上が本日発表されました。
いわゆる基準値を超えるものは、太字にしてあります。
今日も「ホウレンソウ」に基準値を超える数値がでました。ホウレンソウと特殊性かもしれませんが、市場は、「茨城産」として多くの農産物の市場取り扱いにブレーキが掛かってきます。この風評被害に安全安心をもって、敢然と立ち上がらなければなりません。