今日の朝日新聞の記事にハッとさせられました。
記事は、長野県内の公立小学校で新入生の集合写真を撮影する際に、同校に通うようになった特別支援学校のブウン症の男子児童が外れた写真と、加わった写真の2種類が撮影されたというものです。
男子児童の母親は、まずこの男子児童以外の写真撮影があり、その後男子児童が加わった撮影があった事であらためて「あの子は自分たちとは違う」の思われかねず、悲しかった」と話されています。
小学校の校長先生は、入学式の打合せをする際に、「他の保護者から、『なぜ一緒に撮るのか』と言われるかも取れないので、2種類撮影と最初から遠慮するに選択を」と提案していたそうです。
一体何を違いとして、または問題として対応しようとしているのでしょうか。「違いがあるけれども同じ」との理解を深めるチャンスを掴むところか、かえって際立てることで保護者の不安を増長したかもしれない。
往々にしてこのようなことが起こってしまう事に、私はハッとさせられました。双方に配慮したように見えて、実のところ本質を見逃していることに残念と言わざる負えません。
記事では、現在は校長先生の謝罪もあり、あるべき姿になっているとのこと。それにしても障害児への理解不足や温度差については、更なる研鑽と理解が必要だと思います。