【文教警察】医学理数系教育の先端目指すSSH、未来の魅力あふれるロボット工学、すべては才能溢れる生徒の成長のために。

 私も所属する茨城県議会文教警察委員会の県内調査がありました。
 きょうは、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に取り組む竜ヶ崎第一高等学校とロボット工学科を新設したつくば工科高等学校の2校を訪れ、学校概要とともにSSH7ロボット工学科の状況説明を受け、実際の授業を拝見しました。
 竜ヶ崎一高では、114年の伝統高として文武両道に秀で、加えて平成20年から高校入学から卒業までの3年間を見通しての学習習慣をつける「Rプログラム」をはじめ、いばらき版のサイエンスハイスクール指定をもとに、本年文科省指定のSSH指定になったものです。これらの取組により進路指導の成果も上がっており、医学・難関理工系進学を目指すという生徒のモチベーションの成果が出ています。
 これらの取組は、卒業生や地域の方のサポートを医師のインターンシップや医大キャンパスツアー医学部教授の体験授業などの取り組みに地道な努力を感じます。それらを「輝く『め』プ゜ロジェクト」として逞しい科学系人材の輩出としてしっかり位置づけられていました。
 SSH指定により本年度取り組み開始したものに、担当教諭の特別授業や和算の研究等があります。私たちは和算学習の授業と理科実験を見学し生徒の学習態度の真面目さを感じました。
 中堅の進学校である同校が更なる歴史を刻んで数学理科系の優秀な人材を輩出してほしいと思います。新入学の生徒の成長の伸びシロを鋭く的確に、加えて可能性の芽をしっかりと捉えて竜ヶ崎一高らしい授業を期待したいと思います。入学する生徒のポテンシャルを大切にして頂きたい。進学のどこを底上げするのかの挑戦に期待したいと思います。
 次いで、つくば工科高等学校では、新設なったロボット工学科の学習プログラムの説明を受け、つくば市らしい新しい高校の在り方の模索を視察しました。実際の授業では、科学する心と共にものづくりの体験の喜びを生徒自身が感じていることが素晴らしいと思います。これからの社会になくてはならないロボットの可能性が追求でき、その基本中の基本をしっかりと学んで欲しいと願います。
 ただ脱工業港高校としてロボット工学を標ぼうするとき、卒業後の進路である就職と大学進学の計画的な区分がなければならないのではと感じます。そして機械系の就職を中心とするならば実社会の中で大卒との差別化をどう図るのかを研究した方がよいと感じます。そうしないと申し訳ないけれど中途半端な形にならないのかと心配します。
 

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