茨城県議会は、付託された議案につき常任委員会審査を行いました。
私の所属する文教警察委員会は、まず教育庁関連を、次に茨城県警察本部を所管しており幾つかの議案について質疑を市ながら採決したものです。
私は、教育庁関連として、まず「茨城県いじめ再調査委員会設置について質問しました。
この再調査委員会は、先に国会で議決された「いじめ防止対策推進法」により、地方公共団体の長が設置できるものです。茨城県の場合は重大事案であるいじめについて教育委員会のいじめ調査委員会が実施し、その報告のにより知事の諮問をもって、再調査委員会が調査し議会に報告するとなります。
質問では、この2つの調査委員会の関係性を問いながら、再調査委員会が、条例の制度設計において首長の教育に対する関与をより強くしているのではないかと述べました。
そして、大前提として、いじめの発生を絶無にすることが重要であり、万が一発生の際には迅速に的確な対応が教育委員会において実施されることが最重要としました。
次に、今回報告かあった「いばらき輝く教師塾」についてその詳細を伺いました。
この教師塾は、教諭の大量定年退職を先取りする形で、教諭の人材確保を企図として、意欲と実力ある教諭を早期に育成しようとしています。そのため教師を目指す大学生から講師や採用間もない新人教諭も対象としています。これらの取組が奏功して力ある人材が輩出されることを望みました。
茨城県警察本部での質疑では、まず認知症等による高齢者の徘徊について行方不明者としての早期発見と保護について質問しました。
そして、今後は捜査用データベースが活用できることや福祉部門と連携して「徘徊SOSネットワーク」にも掲載本部や警察署が積極的にかかわることを確認しました。
高齢者の徘徊は、必ずしも事件性が対かもしれませんが、結果として事故に遭遇し資源に巻き込まれるとすればこんなに不幸なことはありません。早期に発見保護するために県民総ぐるみの対応が必要です。ぜひとも実効ある連携を望みます。
また、6月3日に逮捕の方があった吉田有希ちゃん殺害事件について、警察官の人海戦術による努力を評価して敬意を表しました。そして、警察官も大量定年退職する時を迎えて人的財産の継承を成し遂げて欲しいと要望しました。