9月28日、第一回障害者ゴルフ世界選手権が開幕し、前夜祭が土浦市内のホテルで開催されました。
この障害者ゴルフ世界選手権は、健常者のゴルフがオリンピックに正式にエントリーされたことを受けて、「パラ」の精神からも障害者ゴルフをパラリンピックに応募したことがキッカケになります。この際、国際パラリンピック委員会は、障害者ゴルフに世界大会がないことを指摘したとして、今回の選手権開催にこぎつけたものです。
ゴルフ場は、土浦市の「ワンウェイゴルフクラブ」で開催します。同クラブが、障害者ゴルフに理解があることが素晴らしい。ゴルフ場によっては、車イスがグリーンに入ることを嫌って断られることもあるそうです。
このような車イスの課題は、車イスのタイヤとグリーン等の設置面を広くとるように、タイヤの幅を広げたり、タイヤそのものを大きなものにするとこで解決します。冷静に考えれば、グリーンの設置面にどれ田気の過重があるかが問われるものでしょう。また、重さそのものは、クリーンを整備する機械を考えればさほどの問題ではありません。
このゴルフ大会では、協会の思いとして、義足や義手などを隠さないでプレーすることを競技者に要請しています。服装で隠すことで、健常者の変わらない思われることでは、障害者ゴルフへの理解が広まらないという考えだそうです。
それにしても、障害者ゴルフにおいてもドライバーは、270ヤードを飛ばす猛者もおり、障害がスポーツにおいてハンデではないことが明らかです。
今大会は、15カ国54名の選手が参加しています。そして、次回第二回たいかいは、2年後2016年にメキシコで開催されます。まだまだ大きな規模とは言えませんし、行政の支援もない中、選手たちは自ら資金を調達して参加しているようです。
私たちは、ノーマライゼーションの考え方を貫き、あらゆる分野で「完全参加」をおし進めようと考えます。この大会が茨城県で、なかでも土浦市を舞台に開催されることに心から喜びを感じます。
何としても成功して欲しいと願います。