今夕、新年最初の交流会である「平成27年新年賀詞交歓会」が盛大に開催されました。
主催は、土浦商工会議所、一般社団法人土浦市観光協会、土浦市商店街連合会の経済3団体であり、土浦市内商工業者の多くが一堂に会する機会です。
主催者を代表して土浦商工会議所中川喜久治会頭は、昨年を振り返りながら消費税の増税等もあり、国内経済なかでも中小企業の状況は厳しいとし、国は一層の努力で地方創生の推進を図るべきであるとしました。
そして、土浦市において「中心市街地活性化基本計画」が昨年3月に内閣総理大臣認定を受けていることから、二年目の本年は土浦市において具体的な進展が望まれると述べました。
私、八島は、年頭の挨拶として、昨年話題になった「アナと雪の女王」から、松たか子さんが演じるエルサが「ありのままで」と歌う挿入歌を通して、「アナと雪の女王」の『Let It Go』と、私たちの世代の「ありのまま」は、ビートルズの『Let It Be』であったことから話をさせて頂きました。
① 『Let』は、許可の意味を含む使役動詞、『It』は、人の感情や意志を意味して抽象的な意味。
② 『Be』は、まさにBe動詞であり、「居る」「在る」であるから、静的。
③ 『Go』は、進んでいく、経過していくと、動的。
④ 『Let It Be』は、「今の存在のままで」であり、ビートルズの歌うLet It Beは、「神様はきっと見ていて下さる。救われることを信じて、今はジタバタせずに結果を待つ」です。ビートルズのありのままとは、「神様のおぼしめしの通り」というもので、当時のビートルズというグループ終盤の祈りに似た人間関係などが込められているようです。
⑤ 『Let It Go』は、本来はかなり深刻な悩みに対して使われるもので一般的でないかもしれません。それでも「アナと雪の女王」のエルサが、自らを取り巻く状況を何とかしようとする意志の力を込めたとすればね「神様や誰の意思でもなく、自分の意思で決めた」との力強い決断を表していると言えましょう。まさに、囚われていたことからの解放を意味しています。その力強さが歌に込められているのではないでしょうか。
⑥ 『Be』と『Go』の違いは、静的と動的、状況と意思と違いがわかります。新しい年の幕開けにあたり、皆さまの意思の力で土浦の新時代をつくりあげ参りたいと思います。
と言う内容を端折って簡潔に申し上げました。「アナと雪の女王」の話題に接するたびに、松たか子さんやMay.Jさんの歌う歌詞と原曲歌詞の違いに驚かされます。日本語訳詞の素晴らしさが際立っています。この訳詞でなければ大ヒットもなかったと思います。これもまた、製作者の意思の力と思います。
さて、皆さまの今年の「力ある意思」は、なんでしょうか。力強い一年にしたいと思います。