今日は、土浦市の中心市街地活性化に10年の大きな足跡を残した「キララちゃんバス」に乗車し、体感しながら公共交通の一端を拝察して参りました。
午前中、土浦商工会議所内i運営する「NPOまちづくり活性化土浦」の事務所を伺い、同NPO法人が、バス運行事業と共に、中心市街地活性化推進事業として多くの知恵を出し、汗をかきながら、官民一体の土浦市中心市街地活性化のために努力されていることを教えて頂きました。
その上で、私は、
①10周年を迎えたことは素晴らしい努力の賜物。利用する市民に支持されている証左。
②バス事業の経営的安定化に更に努力して頂き、補助金等の金銭的な支援の減少が大切ではないか。
③その上で、バス事業と中心市街地活性化のための各種イベントが連動して、土浦市観光のヒト・モノ・カネの流れを作って欲しい。
と、知ったかぶりでお話しさせて頂きました。これらは、これらは言わなくても良いことですが、私のメモの意味でここに書きたいと思います。
午後から、平石勝司土浦市議とともに、市役所循環・右回りと市民会館・左回りに乗車しました。
土浦市中心市街地を車窓から眺めつつ、キララちゃんバスが、バスボランティアや地域通貨「100キララ」、バスロケーションなど数々の創意と工夫に感心しながらバスの小旅行を楽しませて頂きました。
最初の市役所循環では、土浦駅西口で4名(私たち2名含む)でスタートし、途中一人も乗車することがなかったため、循環バスとして何か不足があるのかしらと疑問がありましたが、後半の市民会館循環では、土浦駅西口、湖北一丁目、協同病院前、ピアタウン、城北町の20名から乗降客があり、定員28のバスは混雑しました。やはり、バスは、途中下車し途中で乗車することでバスになるのだと感じます。
併せて高齢者の皆さまが殆どであったことがキララちゃんバスの特せ洲であり、これからの方向性ではないかと感じた次第です。
ともあれ、バス事業は、一方で「空気を運びながらも市民の外出への希望の証」です。そして、一方でバスルートの開発が観光事業の点と点を結ぶ線の役割を果すべきだと思います。
たまたま今日の常陽新聞には、運賃値上げの報が掲載されました。運賃は、受益者負担の基本です。しかしながら補助金とはどの費用負担への充当であるかを明確にして、固定費と変動費のバランスを考えなくてはなりません。加えて、もしキララちゃんバスが福祉事業であれば、利用者の特性を更に考慮して適切な運賃体系が必要でしょう。
キララちゃんバスは、事業者であるNPOの名の通り、中心市街地活性化の大きなアイテムであって欲しいと思います。その意味で、バスをもう一台増車して、土浦市内観光ルート開発の魁になって頂けないでしょうか。数々の許認可の壁やハードルがあることは間違いありません。それでも、やっぱりニッチな隙間産業として自らの活性化にもご努力頂きたいと思います。
今日は、小林事務局長様やバスの運転手の皆さまに甘えてお世話になりました。ありがとうございました。