9月24日、土浦市役所は、現在の土浦市下高津1丁目から、JR土浦駅前の九イトーヨーカドー店舗跡地に移転します。この「うららビル」には、茨城県県南生涯学習センターが今まで通り入居し、土浦駅前に市民交流の新しい形が生まれることが期待されます。
私は、毎週水曜日の午前6時30分から一時間、土浦駅西口で朝のご挨拶をさせて頂いています。5年目に入り、毎回お会いする顔ぶれが当たり前のようになり、お会いできないと気がかりな1週間を過ごすことになります。
さて、今日、改築中の市役所の屋上を仰ぐと、旧イトーヨーカドーの時にもあった搭屋の部分に足場がかかっておりました。「そうか、ついに市役所の大看板が描かれるのか」思いました。
そして、描かれる図柄が土浦の市章であることに気が付き、少しばかり「これで良いのか」と感じてしまいました。
土浦市の市章は、「土浦の『土』の字を桜川にうつる桜の花弁と霞ケ浦のさざなみに図案化し、市民の協和と伸びゆく市勢を象徴したもの」と市のホームページにあり、昭和17年6月9日に制定されたとしています。
図柄は県内いずれの市町村も同様に、一目で土浦市が了解され、加えて土浦市の特徴を、簡便に表現しています。市章としての存在に過不足ありません。
しかしながら、確かに土浦市役所は土浦市の象徴であり、象徴するものが市章であるという論理からは何も問題はないものの、なぜか土浦駅西口に出て、最初に仰ぐ市役所の搭屋の看板が、市章であるのはもったいないように思えるのです。まあ、この市章を描くことが最も安価なのかもしれません。それも重要ですが。
それでは、八島は何が良いと思っているのか。これは難しい問題です。その上で、私は、「新しい時を告げる『時計』が良いのでは」と思っています。時計の種類はそれはそれは数多く、洋式も多様です。
私はその中で、茨城県守谷市在住の宮嶋達男氏(東北芸術工科大学副学長)の、発光ダイオード(LED)を止揚したデジタルカウンターによる、永遠の時計てきなものがあったらいいなと思います。
LEDの光輝くデジタルカウンターは、1~9を表示するものの、決して「0」は表示しないという考え方、そして、「それは変化しつづけるそれはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」は、これからの土浦市の永遠性へのオマージュになるのではないかと思います。
そんなことを考えて、今朝、土浦駅西口にいました。