【LCC】成田第3ターミナル、費用削減を補うデザイン性の意匠で、LCCにも高級感。

 6月7日に圏央道の神崎ICと大栄JCTが開通したことで、更に近くなった成田空港。
 土浦市の我が家からはね距離61㎞、時間51分で、成田空港パーキングに到着しました。「近いなあ」。これが最初の感想です。
 せっかく、成田空港に参りましたので、成田空港が満を持して建設したLCC専用ターミナルに行ってみました。この第3ターミナルは、LCC専用として建設費や運用経費を最大限削減する事を大前提に、数々の工夫をこらして空の旅の出発と到着を演出しています。
 第2ターミナルから第3ターミナルまでの距離は、620mはあるでしょうか。ターミナル間のピストンバスはあるものの徒歩では相当きつい距離です。それでも、通路は、雨風にあたることなく、そして明るい部材で囲われており、路面は歩きやすいクッション性の高い舗装が施され、往来の左右も明確な色分けで誘導されています。
 また、「ナリタニスト」というコンセプトで、大きな写真と旅を誘うキヤッチコピーが数多く張られいて、相応飽きない通路を演出しています。波形の壁で、進行方向のターミナル表示などがしっかり強調されているなど、全体としてデザイン性の高い構造です。ターミナル内も天井版はなく、配管はむき出してあるけれどそれが新しく感じられる演出もされています。
 LCCへの期待の高さからか旅行客の数は多く、ロビーはほぼ満席であり、中にLCC口腔の乗務員が休憩している様は、本当にコンパクトな設備であることを伺わせます。
 昨日は、搭乗するわけではありませんでしたから、チェックイン後に広がる飛行機の駐機状況は、客の乗り込み方法までは見ることはできませんでしたが、案内の方からはも茨城空港と変わらない状況との確認ができました。
 さて、成田空港のLCCも茨城空港にとり大きなライバルであることは間違いありません。しかしながら、茨城空港のカウンタヘーと搭乗か所の至近性やコンパクト性はどこよりも合理的と思われます。あとは、便数の増加による旅行客の支持の拡大ではないでしょうか。
 

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