【介護の日】「頑張らない介護」それは、介護サービスを上手に使い、「家族笑顔」を届ける介護。

 今日、11月11日は、「いい月、いい日」と読めることから、「介護の日」となっています。
 テレビでは、11月11日11時11分まで、時間を合わせて、何かの記念行事にしたり、介護に留まらず「記念日」にしているようです。
 それでも、今日は「介護の日」ですから、介護について考えてみたいとネットを検索しました。
 その中で、「がんばらない介護生活を考える会」委員の別府明子さんの記事がめに留まりました。
 タイトルは、「頑張らない介護」です。
 そして、介護は、「家族の笑顔が一番!」と呼びかけている内容です。
 介護者が一人で悩みを抱えやすい、在宅介護。
 わずかな工夫や、知るだけで心が楽になることも少なくありません。
 “手抜き”ではなく、家族にしかできない自宅での介護についてのインタビュー記事の抜粋です。
 楽な方に徹する
 義父の介護に続き、実母と実父を世話してきた私には、「介護」という言葉は専門家のように頑張る雰囲気があるように感じます。経験的には「世話」という言葉の方が、しっくりくるものでした。
 でも、世話する人を「介護者」と呼ぶようになった今では、「正しい介護を学んで頑張らねば」という気に駆られる人もいるでしょう。そんな思いを抱いている人を助けるためにも「頑張らない介護」という考えが必要です。
 それは、決して手抜きなどという発想ではなく、家族にしかできないことを優先的に行うものです。
 介護される人にとって家族は、存在そのものが喜びではないでしょうか。その上で、家族に望むことは「温かい関係」や「生き生きとした触れ合い」であると思います。
 「言うは易く行うは難し」で、私の介護生活も忙し過ぎて、気持ちに余裕がなかった時期がありました。それでも父母は、家族の姿を見たり、声を聞いたりするのを喜んでいたことを覚えています。
 きっと、本人が死んでも、「自分とつながっている者が生きているのを実感できる」からだと思いました。それはどんなに良いヘルパーでも代わりにはなれない、家族だけが持っている役割です。
 例えば、料理はおいしければ誰が作ってもよく、おむつ交換や入浴等の介助も家族でなく、プロに頼んだ方が気が楽なこともあります。
 家族を犠牲にしてまで“手厚い介護”を望んでいる人はまれで、多くの人は「迷惑を掛けたくない」と思っています。従って、家族の笑顔ほど、介護される人の気持ちを楽にするものはないでしょう。
 であるなら“楽な介護”に徹すること。在宅介護の良いところは、なじみの人や物に囲まれて過ごせることです。家族が介護するから良いのではありません。「在宅介護」と「家族介護」を区別しないと、いつまでも楽な介護にはならないでしょう。
 頑張り度チェック
 笑顔の介護生活に向けて、まずは自身の“頑張り度”をチェックしましょう。自分に当てはまる項目がないか確認してみてください。
 ①抱え込み度
 □介護は自分一人で行う
 □自分が頑張らねばと思う
 □他人に家に入られたくないので家族で介護したい
 □知りたい情報が、どこで手に入るのか分からない
 □悩みや相談を聞いてくれる人が身近にいない
 □家を留守にできず、遠出ができなくなった
 ②周囲の無理解と非協力度
 □介護は自分一人で行う
 □自分が頑張らねばと思う
 □家族(配偶者・きょうだい・子)の協力がない
 □周囲が介護の大変さを理解してくれない
 ③精神的な疲労度
 □介護は自分一人で行う
 □悩みや相談を聞いてくれる人が身近にいない
 □イライラすることが多くなった。優しくできない
 □介護で自分の人生が犠牲になっていると思う
 □おしゃれや社会のことに関心がなくなった
 □家出や自殺を考えた
 ④肉体的な疲労度
 □介護は自分一人で行う
 □体の負担が少ない介護の方法を知らない
 □疲れやすい。肩や首がこるなど、体調が悪い
 □夜中に起こされるので、慢性的な睡眠不足
 5つのポイント
 一般的に、介護にストレスや疲労はつきもので、頑張り度の項目が当てはまった人も少なくないと思います。
 介護される人を大切にするあまり、介護する人が健康や人生を犠牲にしてきた例は数多くあります。でも、自分の人生も大切なのです。
 育児と違い、終わりが予測できない介護との両立には、次の「頑張らない介護生活」の要点を心掛けてください。
 ①一人で介護を背負い込まない
 ②積極的にサービスを利用する
 ③現状を認識し、受容する
 ④介護される側の気持ちを理解し、尊重する
 ⑤できるだけ楽な介護のやり方を考える――の五つです。
 介護保険サービスに加え、自治体や地域が提供するサービス、福祉用具などを上手に使い、体に負担の少ない介護技術を活用すれば、介護生活は大きく変わります。
 失ったものを取り戻そうとするのではなく、介護を出発点として、家族で新しい関係と幸せを築いていく――そういう前向きな姿勢があれば、きっと、お互いが幸福を実感できると信じています。

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