11月8日投開票となった地元土浦市長選挙は、大方の予想の通り、現職の中川清氏が4選を果しました。
私たち公明党は、中川市政の与党の立場にあり、今回も政策協定を結んで「推薦」をしました。私も、中川陣営の市政報告会や出陣式、更にほとんどの街頭演説会に参加して応援してきました。
結果は、中川清氏 21,129票、柏村忠志氏 11,110票となりました。この結果をどのように考えるかは、その方の立場などにより分れるところであると考えます。
ただ、投票率の28.42%は、例え冷たい雨模様であったとしても、土浦市民の政治参加を促し、土浦市の行く先を議論できる機会である市長選挙のそれとしては残念であったと思われます。
選挙は、特に一人を選ぶ選挙は、対立する候補の主張や選挙戦術も大いに影響しあうものです。その意味からか下記に掲載する新聞各紙の論評は、柏村氏の戦いをして健闘と評価しながらも、批判票を纏め切れないものとしているようです。
茨城新聞は、「『無投票が3度も続くことはあってはならない』の、その言や良し。だが、そこで終わってしまわなかったか」と投げかけ、常陽新聞は、自営業の男性の声として「無投票が3回も続くのは、やはりおかしいと思う。だから柏村さんの行動も分かる。ただ、もっと有力な対立候補が出ないかかとも思う」を紹介しています。
新聞各紙は、低投票率と柏村氏の得票について中川市長の言を、「争点に乏しかった」「批判は批判として真摯に受け止める」(ともに主旨)を紹介しています。
そして、全国紙の解説は、朝日新聞が「4期目は財政的制約に縛られる」指摘し、そばまつりの開催時期を例に、市役所の活性化を望むと注文しています。また、毎日新聞は「穏やかかつ誠実な人柄を評価」しつつ、「リーダーシップはもの足りない。4期目こそ独自色を発揮してほしい」と書きました。読売新聞は、常名運動公園整備計画を取り上げ、土浦市の今後の課題解決の道筋をつけるべきと提言しています。
ともあれ、土浦市民は、中川市政の継続を選択したことは間違いありません。そして、この4期目の4年間は自身の市長としての総仕上げである事を自覚して市政運営にあたることと思われます。
財政改革と市民協働の精神をどこまで活かしていけるのかが問われてくるのではないでしょうか。地方創生にあって土浦市を輝かせる施策展開をきめ細かに実行して欲しいと願います。そして、新しい土浦市の創生を心から期待したいと思います。
茨城新聞1面
茨城新聞22面
常陽新聞1面
常陽新聞3面
朝日新聞
毎日新聞
読売新聞