【原発問題】五月晴れのもと苦悩と配慮の運動会が開催されました

 五月晴れのもと土浦市立小学校の内7校で、運動会が開催されました。
 例年は秋開催の運動会ですが、今年は夏休み期間中に実施する校舎耐震工事が資材不足等から夏休み期間中終了に懸念があるため念のため春実施となったものです。
 ただ今回の運動会は実施に波乱がありました。放射線の問題です。一部の父兄からは、校庭の放射線量は暫定基準値以下とは言え、長時間子供達を外で運動させること、砂埃も舞うこと、許容範囲の放射線量が不安なこと等から、今回の運動会実施に異論が出されました。
 ある小学校では全国紙の取材もあり、同様な給食問題(特に牛乳)もあって学校、教育委員会、父兄、地元の学校後援会等も巻き込んで議論されたようです。一方で、この話題には触れたくないと言う意見も聞かれ、多くの方が何とはなく不安であり、信ずるものが何かに迷っていると言えます。大丈夫と言っても理屈でない部分で不安が増幅している状況です。
 学校側は、演目の時間短縮や水撒き等、細かや配慮の積み重ねで対応したようです。何といっても運動会は、学校行事として重要なものであり、生徒にとっても思い出残る大切な行事です。
 
 お聞きした所によると、各学校とも1、2名の欠席はいるもののこれも放射能問題とは言えないとことで、学校挙げても盛大な運動会になりました。
 
 私は、各学校を廻り、挨拶しながら上記のことを注意深く見させていただきました。そして、何よりも生徒が元気一杯で、父兄も一生懸命に応援する姿に、安心と幸福を感じました。
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