5月26日、東京ビックサイトです開催された東京トレーラーハウスショーを視察しました。
境町でホテルとして実稼働しているコンテナハウスが、眼前に展示されています。平時はホテル、有事は仮設住宅や医療拠点へ可変できる特徴=フーズフリーが実感できました。
さらに、どこにでも移動できるトレーラーハウスがキッチンやサウナやグランピングに活用できる可能性を拝見しました。
新しい観光拠点の創造を興味深く楽しみに感じました。
特に、コンテナホテルを活用したフェーズフリーの災害対策は注目です。
フェーズフリーとは、「日常時」と「非常時」のどちらにおいても役に立つこと、またそのような商品やサービスのことを言います。フェーズフリーを広めることで災害に強い社会をつくり、未来の命や暮らしを守ることを目指した取り組みです。
今回展示されていた“レスキューホテル”は、東日本大震災の経験をふまえて開発されたホテルです。
コンテナモジュール1ユニットを1棟1客室として地上に並べる構造とし、コンテナの移設性やフレキシビリティを最大化することで、社会環境や需要の変化に応じた客室数の増減や店舗の移設などが容易になるだけでなく、隣の音が気にならないなどホテルとしての高い快適性を実現しています。
地方自治体が出動要請のための災害協定を締結するなど、レスキューホテルは新しい災害対応ソリューションとして注目され、活用の輪が広がりつつあります。