9月6日、国土交通省はNEXCO東日本に対して、スマートインターチェンジ6箇所について、事業許可を行いました。茨城県内では、土浦スマートICと守谷スマートICの2箇所が認められました。茨城県議会公明党の八島功男議員は、これらスマートIC整備について、地元市町村と連携し、国に対してその早期実現を強く訴えてきました。
土浦スマートICと守谷スマートICの整備は、地域の物流や観光の利便性を大きく向上させるだけでなく、防災機能や産業の活性化にも寄与する重要なプロジェクトです。これらのインターチェンジが完成することで、地域経済の発展と住民の暮らしやすさが一層向上することが期待されています。
【土浦スマートIC】
土浦スマートICは、常磐自動車道に設置され、桜土浦ICと土浦北ICの間に位置します。
物流の効率化と定時性向上
スマートICの整備により、高速道路から土浦市内の物流拠点へのアクセスが短縮され、特に中根金田台地区や土浦市上高津への所要時間が大幅に短縮されます。これにより、物流の定時性が向上し、輸送業務の効率化が進むと期待されています。
中心市街地へのアクセス改善
土浦スマートICの整備により、土浦駅やつくば駅などの中心市街地へのアクセスがスムーズになります。特に渋滞箇所を回避できるため、住民や企業にとっての利便性が向上します。
防災機能の強化
スマートICの整備により、震災時の緊急アクセスが確保され、建物倒壊や液状化が懸念される地域への迅速な支援が可能になります。これにより、災害復旧活動が迅速化され、被害を最小限に抑える効果が期待されます。
【守谷スマートIC】
守谷スマートICは、常磐自動車道に設置され、守谷サービスエリア(SA)に接続するインターチェンジです。
観光施設へのアクセス性向上
守谷スマートICの整備により、常総運動公園や守谷市総合公園、ヤクルトスワローズの二軍施設などへのアクセスが向上します。特に、東京方面からの所要時間が約6分短縮され、観光施設への利便性が向上します。
地域産業の活性化
守谷市内にあるアサヒビール茨城工場や明治守谷工場などの主要産業拠点へのアクセスが改善され、物流の効率化が期待されます。これにより、生産性の向上や新たな企業誘致、地域産業の更なる発展が見込まれています。東京方面への輸送時間が大幅に短縮されることで、工場からの製品搬送がスムーズになり、物流コストの削減も期待されます。