土浦市庁舎建設審議会の第三回会合が土浦市役所で開催されました。
今日の会合の結論は、建設候補地を4か所に絞り込んだことです。
市庁舎建設審議会は、平成6年の提言書にあった7か所と市議会市庁舎特別委員会から提案あった9か所を、市役所の候補地の評価に基づき説明を受け、市が9項目の評価項目を設定し、その評価を「概ね適している 〇 」「課題がある △ 」「大きな課題がある ☓ 」を付しての説明でした。
まだ、本格的な絞込みではありませんが、余り数多くの候補地を同時に審議するのは的確でないものであり、相応の絞込みは妥当だと考えます。
審議会は、この4~5ケ所の絞込みは、すでに新聞記事になっていることへの説明を求める発言から始まり、市議会から参加している三名の議員からは、市議会特別委員会の内容が説明されるなど、私が見ていると、どうも審議会委員間の審議ラインの差異があって議論がかみ合うのか心配な感じがしました。
絞り込まれてのは4か所ですが、意外とあっさり決定され、その切り口が都市計画上の開発可否やコンパクトシティという市街地からの距離感で、賛同得られないものが候補地から外されました。
そして、意見の中では、
①高架道(土浦ニューウエイ)から出口を作ってると中央1丁目は利便性が高まる。
②プロパスト跡地は、市所有地であり、かつ11億円ともいわれるマンションの基礎が使える。
③コンパクトシティとは、徒歩や自転車での往来を言うもので、車利用とは一線を画す。
④イトーヨーカドーが撤退する可能性も考慮する計画が必要。
⑤コンパクトシティの意味は、施設の集約化するなのか、一定の配置を言うのかが分からない。この評価には矛盾がある。
⑥用地買収により、建設の可否が大きく分かれる。地権者数はどうか。また、動向調査はどうか。
⑦補助金の適否を明確にする。
私の記憶では、以上のような意見であったと思います。いずれにしても、候補地は4か所に絞り込みました。次いで、審議会の次回開催は、地権者意向調査をして開催ともされました。
まあ、これでは年度内決定は難しいですね。それとも、複数案提示で収束させる感じかもしれません。要は、審議会提案を受けて、執行部が単一案にするか複数案にするか、次いで議会特別委員会で絞り込めるか、最後は本会議採決によるとなりますが、混乱が予想されますね。
もしかすると、用地について、民地買収可否の1先と、市有地1先の選定になり、最後は中川市長の判断そのものになるのかもしれませんね。市長自身も、自らの関連用地があるだけに意思を簡単には明確にできないのかもしれません。
ともかく、「何のために市庁舎なのか」「市民のための市庁舎であり、土浦市発展の将来像に寄与する建設」であって欲しいと考えます。
ついでにですが、議会関連施設は、議会改革をも念頭に、①議員の討論ができること ②議員と執行部の関係性をフラットにすること ③二元代表を大事、市民参加も重要とする議場配置など、少なくとも゜全議席にはマイク」があり、「発言者を写すカメラ」があって欲しいと思います。そして、議論の権威を増し、力ある議員を迎え入れる新しい議会のあり方を象徴する議場を期待します。
これは、今のところ思いつきですが。