平成23年第4回茨城県議会定例会が最終日を迎え、知事提出補正予算や議員等提出議案である意見書等の採決を行いました。
本日の議事の最大は、来年の議長副議長の選挙です。既に最大会派のいばらき自民党が議長副議長の人選を決定ししており、その意味からは何の波乱もなく選出されます。
それでも議長に磯崎久喜雄議員が選出されることは今年一年総務企画委員会でお世話になったことを思うと嬉しく感じます。また、副議長に細矢典幸議員が選出されました。
議長選出前には、来年の常任委員会の所属が決定されました。八島は土木企業委員会所属となります。かつて公明党で土木委員会に所属するケースは多くはないらしく珍しい存在になるかもしれません。
私的には、先の一般質問の趣旨を踏まえて、建設業振興と入札制度について学びたいと思います。そして、もう一つ茨城県の土木インフラの今後をできれば大きな視野で学びたいと思っています。インフラと言う側面からは、農林水産部の土地改良や漁港等も肝心なインフラと考えますが、「経済と流通」の側面から、加えて「人の流れと安全」の側面から、インフラ投資の役割を議論してみたいと思います。
さて、今日の本会議では、東日本大震災復興・元気ないばらきづくり調査特別委員会の調査結果中間報告がありました。この報告を聞き報告書を拝見しながら、一つの疑問があります。
それは、県民という「個」や「私」という命の姿が見えないなと言うことです。
農業も商業も観光も、全てがマスとして捉えた震災の現場であり復旧の要請でした。もちろん、県民はその事業や会社の上に立つものなのでしょう。しかし、八割から九割の復興がなされても、残りの少数に本当の施策が届かなければ、復興の本当の目的は達成されないと考えます。この報告書の完成度の高さを感じながら、政治の県政の目的は何かを考え込んでしまいます。多様な意見や各々の違いがあることに本当に目を向けなければ政治が政策が県民から遊離してしまうと危惧します。皆さんはどうお考えでしょうか。絆という、生きている人間の生の息遣いを、こんな時だからこそ感じていきたいと思います。