かすみがうら市で今、市議会リコール署名が繰り広げられています。
今日は公明党の意思としてどうリコールに望むかについて党員会にてお話させて頂きました。
この結論は、「一日も早くかすみがうら市政の市長と議会の対立を解消し、あるべき市政を目指したい」と言うものです。
それは、現時点では、リコール成立を望まないということに他なりません。
議会解散リコールが12,000名以上の署名があり、住民投票で過半数の解散決議があれば当然市議会は選挙戦に突入します。
私は思います。この間に、対立する考え方からは市長リコールもあるかもしれません。議会が招集されていれば市長不信任が採決されて、市長解職でなく市議会解散もありうるものです。それでいいのかと。
この市政の混乱を誰が好ましいと思うのでしょうか。つまり、できれば市議会リコールの不成立をもって、市長と議会の胸襟を開いた対話と協議を求めたいと考えます。
公明党県本部として、リコール署名不参加を発表させて頂きました。そして、党員支持者の皆様の自立したお考えによる対応をお願いした次第です。
二元代表制は、選挙で選ばれた市議会議員と同様な市長の両方が、議会を通じて真摯に粘り強く討議し結論を出すべきものです。直接民主主義と言って、まだ住民条例等の法的に正常ながらも特殊な対応にするのでなく、二元代表のお互いの選ばれた責任をぶつけ合う必要があります。
市長からの議会リコールには賛成できません。極端に言えば、市長の説得力の軽重を問うものです。
今回は、かすみがうら市職員の給与削減が争点のようです。既に相応の人件費が削減されていると聞きます。職員給与削減という市民のキャッチを如何にに取り扱うのか、その真の目的は何であるか、最後は有無を言わさぬ権限の行使にならないのだろうか。責任ある方の心の一瞬に、市民は惑わされないのだろうか。
私は、公明党支持者の政治意識の高さを信頼し期待したいと思います。それは、今後の泥沼化と不毛な議論の長期化への賢明な対応です。是非ともリコール成立が、市長と議会の対話のスタートになることを願ってやみません。
私は、今後の争いを求めません。公明党の二人の市議にも、自らの役割と市民の要望実現の実績を期待します。リコール運動の先に見える何かをしっかり見通ししながらかすみがうら市の市民のための議会活動を求めてやみません。
本内容のブログを書くことは本意ではありませんが、かすみがうら市の持つ合併や市長選挙のしこりとも言うべき課題を今ここで乗り越えて欲しいと願って記載させて頂きます。