【東海第2原発】使用済み核燃料は、プールと乾式キャスクに相当数有り、後5~6年で満杯。その後の扱いは国の責任大。

本日、公明党茨城県議会4名と東海村公明党村議2名は、東海第2発電所を訪ねて、原発建屋に入り、建屋最上階から使用済燃料プールを視察するとともに、同じく使用済み核燃料でも乾式キャスクに保管している貯蔵施設を施設内部に入って視察調査しました。
 今後の原発の問題点に使用済み核燃料の保管があることは言うまでもありません。私たちは、福島第1原発の映像で見るプールを目に浮かべますが、相応の崩壊熱が低位になった燃料保管の次の形としての乾式キャスク貯蔵を具体的に想像することはできません。
 まず、原子炉建屋は十二分な監視体制の中で、許可された者だけが入ることができるもので、放射能被ばくに対する防護も想像以上に厳格に運用されています。
 最上階から見る原子炉や貯蔵プールは、現在東海第2原発が定期点検中であり、加えて津波・地震対策のための工事が行われています。その中で、目前にあるプールに確かに核燃料があることに不思議な感覚に襲われるようです。
 また、乾式キャスクは、手で触るとそれなりの熱さを感じます。原子燃料の崩壊熱の凄まじさは、本当に長い時間をして収めるしかありません。その密閉保管のあり方は完璧なのかなと思います。
 多くの施設や燃料に対しては、IAEAの監視プログラムが適切に履行されており、安全性は相当高いと思われます。
 この日は、前回も視察した水没した非常用電源もその後の改修状況も視察しました。
  ともかれ、使用済み核燃料の保管余力は、後5~6年分との説明がありました。私たちは、原発ゼロを目指しますが、その際に使用済核燃料取扱は、国方針の決定とともに慎重にそして納得性がなければなりません。
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