公明党・自民党の連立政権の最大課題は、景気回復に他なりません。そして、安倍総理の提唱する三本の矢からなるアベノミクスも、金融緩和・財政出動・成長戦略が着実な実行と成果を上げることが求められます。
多くの方と対話をしてみても、株高円安については承知しているものの、この効果は特定の人や会社にすぎないというご意見です。「給料は上がっていないよ」が庶民の偽らざる心であると思います。
そこで、改めて先行指標なのかもしれませんが、景気の明るさを予感させる指標がありますので、本日付の公明新聞からここに記載したいと思います。
①失業率が改善しました。3月の完全失業率は4.1%と4年4カ月ぶりの低水準になりました。新規求人数は2012年11月の74万人から今年3月の79万人に増加しています。
②有効求人倍率が、2008年8月のリーマン・ショック前の高水準になりました。
③百貨店の売上高が、7年ぶりに3カ月連続増になりました。3月の売上げが前年同月に比べて3.9%増加し、3カ月連続増となりました。高級品に加えて衣料品の販売の伸びが顕著です。
④首都圏のマンションの販売戸数が5割増し。3月の販売戸数が前年同月比48.4パー千度増加しました。
⑤自動車の新車販売数が8カ月ぶりに増加しました。4月の登録者の国内新車販売台数(軽自動車を除く)f、前年同月比で2.0%増の21万3165台となり、8カ月ブレの増加です。
⑥消費支出が9年1カ月ぶりの高い伸びとなりました。総務省の家計調査報告によれば3月の1世帯(2人以上)当たりの消費支出は31万6166円と前年同月比実質5.2%増になりました。これは9年1カ月ブリであり、リフォームなどの住宅関連が押し上げたものです。
⑦ゴールデンウイークの旅行者数が過去最高2280万人となりました。4月25日から5月5日出発の間で1泊以上する方が過去最高となるものです。
⑧景気ウォッチャー調査(内閣府)による街角景気が過去最高に並びました。3カ月前と比べた街角の景況感を示す現状判DIf、3つきに前月比4.1ポイント上昇の57.3となり、5カ月連続で改善しました。
⑨株価の上昇。野田首相が衆議院解散した2012年11月14日の株価8664円から、6割も上昇し、1万4000円を望む水準となりました。
⑩1ドルが100円目前となりました。2012年11月のドル円水準は80円前後です。円安で輸出額が5カ月連続で増加し、輸出企業の業績改善の兆しが見えます。