茨城県議会保健福祉委員会の県内調査が実施されました。
まず鉾田市上沢のオハヨー乳業㈱関東工場を訪れ、HACCPシステムによる乳製品河口の衛生管理について、その概要説明と工場の視察を行いました。
HACCPは、1960年代アメリカで宇宙食の安全を確保するために構想され、日本ではHACCPの手法を「総合衛生管理製造過程」の任意承認制度として厚労大臣が承認しています。
HACCPは、7原則と12の手順により、危害分析と重要管理点を名家気に、化学的な危害、生物学的な危害、物理的な危害を徹底的に排除し、危害に対する防止措置を構築します。そして、モニタリングの設定や記録の維持管理など高度な品質管理が実行できるシステムです。
オハヨー乳業㈱は、発酵乳についてHACCPを取得し、加えてISO14001を取得するなど徹底した衛生管理が実行されている工場であり、社員の皆さんもまた不断に努力されていることが分ります。
それでも、停電や地震などの想定外な事象が操業を停止させるなどが懸念されるとのお話がありました。この高い危機管理の意識が信頼できる安心安全な製品を製造する根本にあると思いますし敬意を表したいと思います。
続いて、神栖市の「いばらき出会いサポートセンター」鹿行センターを訪れて、結婚支援事業の概要を調査しました。
同センターは、開設6年11カ月成婚1000組を突破させました。「ふれあいパーティ」や「マリッジサポーター」など会員登録をもって結婚を望む方にきめ細かい情報と出会いのチャンスを提供するものです。
情報の提供は、個人情報に配慮しながら会員の属性等をiPadから探すことができるなど工夫がされています。今後は、土曜日曜のセンター運営や女性会員の増加などに努力が求められます。
少子高齢社会にあって未婚率が上昇しています。やはり結婚して子ども達が増えることが大事です。センターの地道な活動に期待したいと思います。