もっと厳しくならねば負託に応えられない

 総務企画委員会の初日を迎えました。
 委員会は、一問一答方式で、当委員会への負託案件や担当各部等の所管事業等に質問し答弁を求められます。
 まだまだ県執行部の業務や予算執行等々を理解しているとは言えない現状もあり、精一杯の質問となりました。
 私は、①公会計システム改革について ②県債等の金利 について質問しました。
 ①現在の県予算や決算等は、単式簿記・現金主義会計により作成され、いわゆる「大福帳」言い換えれば「おこずかい帳」と同じ手法で、現金の出し入れだけで会計システムが成立しています。この会計システムは企業で使っているところはありません。
 普通、皆様が知っている会計システムは、複式簿記・発生主義会計です。世間では一般的ではない会計方式を持って、理解するのは容易ではありません。
 「何かが欲しい」と思い、予算を立てる、そのお金はどこから出すのかを複雑に表象する単式簿記・現金主義会計。
 お金を出して何を買ったかを明示する、償却を含めて資産が現金とバランスをもって表象される複式簿記・発生主義会計。資産と負債のバランスをとることで、資本残高の状況が分る、まさに資本主義の原理原則があってしかるべきでしょう。
 今後、必ず導入される会計制度に一刻も早く研究していくことが大事です。
 ②公債の金利は、大変重要です。金利は組成当初の契約ですから、感嘆には変更できません。それでも時代の変化に連動すべきです。財務課では、ここ二年で5%以上の金利はなくなり、コアなところで2%未満とのことです。借り換え効果は支払利息の減少として収支に資するものですから適正な運用が望まれます。
 会計課の執り行う計上収支の内超短期の一時借入も、会計課に相当のファンドを持たせて運用されているようです。年度初めの税収等が収入不足を現実の問題として補うものですから、この借入も適正に運用されることを望みます。
 委員会の質疑も、正直言えば、論旨の立て方や、回答への期待、こちらの要望の明示等に、反省すべき点が多々です。
 
 明日の委員会二日目の審議あります。少しでもバージョンアップした姿を見せたいと思います。