【小町百年の恋】常陸風土記1300年の不思議な符節、筑波山麗に「何にも勝る愛の力」が上演。

 土浦市、土浦市教育委員会、茨城県民オペラ協会が主催する常陸国風土記1300年記念・小町の館リニューアルオープン記念事業であるオペラ「小町百年の恋~筑波山愛ものがたり~」(全3幕・ハイライト版・上演時間120分)を鑑賞して参りました。
 原作は土浦市在住の医師佐賀純一先生の「筑波山愛ものがたり」であり、筑波山の麓であり土浦市新治にある絶世の美女といわれた小野小町の伝説による不思議な愛の物語です。
 また、本年が713年の風土記編纂から1300年を祈念すべき年であり、加えて、本物語が万葉の歌人高橋虫麻呂が「常陸風土記」編纂の途中に筑波山麗に立ち寄ることなど不思議な符節を感じさせます。
 筑波山は、「愛の山」であり、歴史は「かがい」など男女の出会いと睦まじさが語り継がれており、筑波山から流れる川は「男女川(みなのがわ)」とあるよなど物語の山です。
 総合芸術の水であるオペラをこうして土浦の地で鑑賞できることは素晴らしいことです。今回も地元の小中学校の児童生徒が合唱団として参加するなど芸術文化の伝承にも気配りされています。
 「愛は勝つ」、また「愛と平和」を充実した時間として拝見させて頂きました。関係者の皆さまに感謝したいと思います。
 

2013年08月10日19時44分18秒0001