【知識と知恵】「知り」「考え」「動き」「責任」のPDCAで確かな一歩を踏み出そう。

 今日付けの公明新聞3面下段の文化人類学者西江雅之氏のコラム「ことばの玉手箱『知識』と『智恵』」は、私達大人の世界と若者の世界を垣間見ながらあらためて「智恵」の意義を教えてくれました。
 つまり、日本とアメリカが戦争したことを知らない大学生はこう言ったそうです。「現代史は、入試に出ません」。そして、私たちは流行のタレントも芸人も知らない時代遅れ。この違いは、「知識」の問題と筆者は示しています。
 そして、「知識」は道具であり、それを同使いこなしていくかが「知恵」である。この「知恵」は、自ら主体的に考えなければ身に付けることができない。
 
 日本は、知識先行型社会。知識の多寡だけではクイズ的。インターネット社会は検索の知恵が必要ではないか。むしろ限られて知識であっても実感と理解を伴う事こそが重要と筆者は述べています。本気になって考えることが「知識」と「知恵」を結びつけると結論しています。
 私も同感です。前職の時から、「知り」、「考え」、「動き」、「責任」をモットーにして参りました。いわゆるPDCAです。「情報を収集する力」、「思索する冷静」、「即応の行動」、「結果への執念」を理想として参りました。現実は思いに任せませんが、果すべき役割があるとすれば今が大事だと思います。是非とも多くのご意見ご要望を遠慮なく申し付け下さい。