8月23日午後、私八島と公明党土浦市議団(幹事長荒井武市議)は、土浦市役所に中川清土浦市長を訪ねて、去る15日発生した京都府福知山市花火大会の爆発事故を踏まえて、来る10月5日の土浦市最大の行事である「土浦全国花火競技大会の無事故運営」について要望活動を行いました。
既に福知山市の爆発事故については、その原因等が明らかになってきており、出火爆発事故発生の屋台店主が発電機用ガソリン携行缶のガス抜き操作を怠ったことがと報道されています。報道は、同花火大会の実行委員会の管理体制や事故後の対応等も苦言を通して報道しており、土浦市にとっては学ぶべきことが多い危機管理態勢であると考えます。
そこで、八島と土浦市議団は、以下の通りの要望を行いました。
平成25年8月23日
土浦市長 中川 清 殿
公明党土浦市議団 荒井 武
福田 一夫
吉田 千鶴子
白戸 優子
平石 勝司
公明党茨城県議会議員 八島 功男
土浦全国花火競技大会の無事故運営について(要望)
去る8月15日午後7時半ごろ、京都府福知山市の花火大会において、露天商の屋台付近で爆発が起き、3人死亡57人が負傷するという痛ましい事故が発生しました。
報道によると、爆発は、露天商が発電機に携行缶から燃料のガソリンを入れようとした際に発生し、携行缶のガス抜きを怠ったことで、高気温の中放置された携行缶内で高圧に気化したガソリンが噴出して引火、爆発したとされています。
さらに、遠因として、防火対策が露天商任せであり、防火・安全管理等の注意喚起が不十分であるなどが指摘され、実行委員会の運営の不備を指摘する声も寄せられています。
また、この夏、各地の花火大会では、豪雨による花火開始後の中止、JRの運転見合わせから帰宅困難者が発生、公共施設緊急受入などの措置がなされたと聞きます。
このように全国各地の花火大会において、事故や豪雨災害による混乱が大きく報道がされており、加えて、今もって東日本大地震の余震も懸念されるところです。
本市においても10月5日開催の「第82回土浦全国花火競技大会」が目前に迫っています。80万人ともいわれる観客の方々が喜んで無事に帰宅帰郷できるよう無事故を期し、万全の運営が必要です。ついては、大会成功のために下記を要望致します。
要望事項
土浦全国花火競技大会において、事故・災害・犯罪等から観客を守り、安心・安全の運営を図ること。
1 露天商等の屋台出店には、防火・防犯等の安全管理を徹底すること。
特に、コンロ等の火器取扱いについて基本動作の遵守をきめ細かく指導すること。
2 事故発生時の緊急対応を整備し、避難経路の確保、安全な避難誘導態勢を準備すること。
3 帰宅困難者に対する避難場所等を準備し、観客の安全や健康を最優先すること。
以上