第6回土浦市中心市街地活性化基本計画策定委員会が開催され、内閣府へ認定するための基本計画案について議論し最終的に大沢義明委員長への最終文面一任の了承をもって計画案が決定されました。
この中心市街地活性化基本計画は、JR土浦駅から亀城公園までの都市軸道に駅前と中央地区、更に川口運動公園付近の3か所をソ゜ーンニングして事業推進するものです。
駅前は、輝(かがやき)・にぎわいゾーン、中央地区は、趣(おもむき)・おもてなしゾーン、川口地区は、快(ここちよい)・こうりゅうゾーンとして全体で69の事業を計画しています。
今日の委員会に提出された基本計画(案)は、144ページ建のボリュームがあり、土浦市の地勢や歴史とともに、過去の中心市街地へ投入された政策を総括しながら、全体としては内閣府の中心市街地活性化推進認定マニュアルに沿った書きぶりになっています。
委員会の議論は、空き店舗の解消のための指標の取り扱いや、現商店主の事業への意欲喚起、旧イトーヨーカドー店舗(市役所に転用)の1階のオープンした「うららマルシェ」の実態と商売への意欲、高架道をどうするのかなどが各委員より話されました。
私自身の感想は、事業計画としてはバランス良く各種事業が展開されるようになっているものの、交流人口を活発化させる目玉の事業は見当たりませんし、難しいという現実を思います。そのため事業は小粒であり、全体をけん引する事業とは言いにくいという印象です。また、ハード事業になりがちな傾向から、ソフトや運用、見せ方や工夫というものはここでは触れられていないことにもよると考えます。
いずれにせよ交流人口獲得のための事業と定住人口増加のために更なる工夫が必要だと思います。