霞ヶ浦文化体育館の被災者受入れは、今晩380名を越えました。
定員を500名程度としていることから、残りの許容範囲は120名程度となります。
被災者の皆さんは、ほとんどがいわき市からご家族で南を目指して、土浦市にやってきました。
地震や津波に直接的に被災された方というより、原発事故の影響を回避したく住み慣れたいわき市を後にしたようにお伺い致しました。
遠く離れて、安心された表情が印象的で、着の身着のままの被災者よりは若干のゆとりを感じます。
それでも、今晩から、体育館のフロアに毛布がお一人3枚程度、食事も一食おにぎり2個とウーロン茶という生活になります。
そして、何よりもいつまで続くか分らない不安を抱えて家族が身を寄せて、見ず知らずの人たちの中で生活を開始します。
贅沢はありません。自由も遠慮気味です。
私も、大変な生活のお手伝いをするために、日中と夕刻を共にさせて頂きました。
土浦市の数多くの方がポランティアと救援物資をお持ち下さいました。今何が必要かと思いを廻らせ、小さな子どものおもちゃまで届けてくださいました。
500名の中で、本当に公平に、本当に必要に対応して、皆様のお心を届けることは、実は大変に難しいけれども、土浦市の温かさを、避難生活の中で感じ取って頂ければと思います。
今、体育館で不足しているものは、「灯油」です。昨日までは小体育館でしたので、そこそこ温まることもできましたが、今日から大体育館となりました。県からは、一日200ℓの予定で配給されますが、完全に不足しています。10時消灯の後は、暖房なしの夜を過ごすことになりかねません。是非、灯油をお願いしたく思います。
体育館では、今回地元ダンボール業者の方から大量のダンボールを頂戴しました。このダンボールは、まるで蜂の巣のように、被災者加家族の周りを囲み、プライバシー保護と冷たい風避けのツールになりました。素晴らしい工夫で、シッカリした家のように囲いを作る方もいます。体育館の2階から見ると不思議な光景です。
まずは、落ち着いた整然とした皆様の行動によりスタートした避難生活です。無事故を第一に、互いの尊重を心がけ、健康で安心な、長期滞在のリスクをヘッジしながら、土浦市との交流をするような思いでいたいと思います。
今朝は、2時間待ちでガソリンを購入しました。いやはや覚悟していたとは言え、厳しい現実です。燃料不足として休業するガソリンスタンドが多いようでは、この現実は変えようがありません。
やはり、もっと潤沢なガソリン等の燃料のデリバリーが必要です。 国に、県に、現状転換の大胆な実行力を求めます。