【ブランドづくり】The・おおいたのブランド創出、マーケットの欲しがる規模と安定供給、重層的な新ブランドへ工夫が光ります。

 茨城県議会公明党の高崎県議と私は、今日大分県を訪ねて、大分県農業のブランドづくり戦略について調査しました。
 大分県のブランド戦略は、「The・おおいた」ブランドを確立しようとするもので、関サバ・関アジなど大分県のイメージを牽引するブランドの次を育成しようとするものです。
 そのなかでも「カボス」は、「つぶらなカボス」という飲料商品のブレイクから始まります。それはカボスそのものの出荷販売から、若干のキズや経常の不ぞろえをジュースとして活用するものです。更に、ジュースと絞った後の皮をヒラメやブリの餌とするというものです。このカボスを餌とするヒラメやブリを「かぼすヒラメ」「かぼすブリ」として認証することで大分らしい相乗効果のあるブランドづくりを進めています。
 また、マーケットの欲しがる産地育成を企図した農業法人との連携や企業との契約取引を重視しています。それは例えばお茶の伊藤園と200ha栽培の契約は、25ha1枚の畑が創出され効率的な機械処理の導入が成功しています。
 これらの努力は、農産物の流通を意識したもののようです。如何に農産物が、価格を維持し年間を通じて流通するかをマーケッティングし規模の重層化を目指しているようです。そして、農産物のイメージが大分県のイメージを作るという覚悟が感じられます。
 

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