茨城県土浦特別支援学校の「学校公開授業」と「公開避難訓練」を拝見しました。
授業は、丁寧にきめ細かく実施されており、図表やカードを指し示し、繰り返しながら児童生徒一人ひとりの理解を図っておられました。集中力をうまくつなぎながら、先生の明快な声が児童生徒に響いているようです。
児童生徒が、先生方を信頼している様が分かる授業でした。また、子供たちが体を動かしたり音楽を奏でたりすることが好きな様子は、子供たちの表情からもよくわかります。教師と児童生徒の一体感が特別支援学校の基本形だと感じました。
また、避難訓練にも参加しました。今回の避難訓練は、事前に実施を児童生徒に教えず抜き打ちの実施でした。また、緊急地震速報システムを活用して校内に大きな音声が流れることも初めてのことです。
児童生徒が驚きの中で、不安や動揺を抑えて、先生方の誘導に従って安全にグランドに避難できるか、また、避難の後も上級生が下級生の面倒を見たり、防災リュックやテントなどの移動や設置を手伝うなど出来うる限り安全安心の避難ができることを目指しました。
今日の避難は、グランドへの退避が8分33秒で速やかに実施され、児童生徒の動揺もありませんでした。訓練としては素晴らしい内容でしたので、いざという時の心構えができたものと思います。
午後から、「茨城県実践的防災教育支援事業」としてシンポジウムが開催されましたが、残念ながら出席できず県庁に向かいました。