【バリアフリー】車いす・高齢者疑似体験で分かる「不便さ」の実感、ユニバーサルデザインの進展とともに心のバリアフリーを実践しよう。

 土浦市バリアフリー教室に参加し、車いすと高齢者擬似体験を研修させいてただきました。
 車いす介助の経験はもちろんあるものの、自ら車いすに乗り、福祉タクシーに車いすごと乗車する体験は初めて。また路線バスのノンステップまたはワンステップバスへ車いすのまま乗車する様子を初めて目の当たりにすることができました。
 ワンステップバス乗車は、五分かかりました。この時間が運行遅延になり、同乗者は遅れを感じることでしょう。これらは、車いす方が自由に外出できる基本にあるところであり、本当の意味で公共交通機関がの利用者が理解しなければならない課題を考えさせられるものです。さらに、どこでも乗車のためのスロープを設置できるわけではありません。バス停の位置すら車いす仕様ではないのです。
 また、足首と手首にオモリをつけ、膝、肘を拘束することや視野が狭くなるコーグルを装着しての高齢者疑似体験は、想像以上の疲れがありました。白内障や関節等の痛みを抱えた高齢者の不便さを、ゆっくりとした時間と丁寧なサポートでケアする理解力が必要です。
 土浦市は、土浦駅・荒川沖駅・神立駅周辺の移動等円滑化基本構想を「土浦市バリアフリー基本構想」として発表しています。その事業数は、174事業としています。これらは少しずつ実現されているものの肝心なものは、心のバリアフリーにほかなりません。高齢者や障害者の「不便さ」を感度良く感じていくことが大切です。それは、具体的な交流の中から生まれてくるものでしょう。ぜひとも自分が一歩踏み出して実践する仲間を増やしていってはどうでしょうか。そんな政策を望みたいと思います。
 

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