【産業技術学院修了式】みずみずしい着想と発想で、ものづくりの現場でイノベーションを。修了生の未来に自己実現と社会貢献の輝きを。

 茨城県立土浦産業技術専門学院の修了式が執り行われ、私も祝辞を述べる機会を頂きました。今年の修了式は、昨年までなかった拍手での修了生見送りがあり、在校生やご父兄、そして教職員の皆さんの拍手が花を添えて弾みました。
 今年の修了生は、65名。全員が就職や進学を既に決定しており、いつもながら産業技術専門学院への企業の期待が分かります。特に、今年はデフレ脱却や景気の浮揚感があり、いつもより早く内定が出た生徒もおり、労働環境の明るさが分かります。
 さて、学院長は式辞で、「目標を持って実践的なスキルを身に付けてきた。職業人として社会人として「ものつくり精神」を持って、職場の人間関係の荒波を乗り越えて欲しい」と簡潔に話されました。全くその通りです。
 私は、新しい時代を切り拓くホープとして発想の転換を求めて、「マンションの10階に住む男性が、朝は10階から1階へ行くのに、夕方は必ず7階でおりる。これは健康のためではない。男性とは小学生の男の子だった。つまり、彼の手は7回のボタンまでしか届かなかった。ソチパラリンピックでは、アルペンスキー大回転座位という競技ある。片足を失って両足で立てなかったら、座って滑ればいい。その用具を開発しようとした。開発は、モノづくり、精度はコンピューター測定」を紹介し、新しい着想、発想の転換が、今のみずみずしい頭の皆さんならできる。新しいパワーでイノベーションを起こそう」と祝辞を述べました。
 彼らは本当に大切な人材です。ハローワークの所長は、「正規雇用と非正規雇用の差は技術だ」と述べました。職業人としての技術の基礎を学んだ彼らは、金の卵なのです。
 彼らの自己実現と社会貢献を期待してやみません。
 

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