東日本大震災から3年。日本の鉄鋼の中核を担う新日鉄住金㈱鹿島製鉄所も、相応の被害を受けながらもどこより早く電力供給や仮設住居用の柱材等の復旧を成し遂げました。
今日は、公明党山口那津男代表、石井啓一政調会長、斉藤鉄夫幹事長代行、伊佐進一衆議院議員とともに公明党県議会4名と地元神栖市議が鹿島鉄工所を柳川常務取締役のご説明を受けながら視察いたしました。
鹿島鉄工所は震災にあっても人的被害はなく日頃の準備と訓練が行き届いていたことが分ります。その上で、偶然の幸いを偶然でなく必然にする取組みがなされています。高床のピロティ付の1400名収容の施設などもまもなく完成するようです。
また、鹿島港に停泊していた大型船が津波による海面の急上昇や急降下で鹿島港内を暴れるように動かされたことなど港であるが故の被害を思い知らされました。やはり、地震の想定はあるものの津波の想定がなかったと言えます。
今日は、鉄工所の全容を鉄鋼材の輸入積み下ろしから高炉処理や製品化などの工程を丁寧に教えて頂きました。鉄を作ることができるのが国としてのステイタスであるように、ここから自動車も住宅も作り上げられます。余りに大きな設備から、最終製品を想像するのは困難なように感じましたが、鉄が国家であるとのイメージを持つことができたと感じます。