一瞬にして失墜した信用を取り戻すことは並大抵ではない

 先程、茨城県農林水産部長から、「魚介類の分析結果について」との検査結果が伝えられました。
 これは、4/1に採取した検査魚を茨城県環境放射線監視センターに分析依頼した結果です。
 いわゆる暫定規制値は、魚の場合放射性セシウムで500bq/kgで、放射性ヨウ素については、暫定規制値はないということです。
 採取海域 大洗沖  カタクチイワシ  セシウム30bq/kg
      大洗沖  コウナゴ     セシウム66bq/kg
      鹿嶋市沖 鹿島灘はまぐり  セシウム19bq/kg
      鹿嶋市沖 サヨリ      セシウム11bq/kg
      神栖市沖 ヒラメ      セシウム検出せず
      神栖市沖 マコガレイ    セシウム 3bq/kg
 以上です。
 本日は、荒川沖方面を震災お見舞いに歩かせて頂きました。
 瓦屋根の「ぐし」が落ちている家と大谷石の塀が倒れている家がありますが、お訪ねしたご家庭に怪我がかったことは幸いです。屋根のフルーシートは、雨漏り避けに必須ですが、雨音がするため皆さん早期の改修を望んでいますが、なかなか工事に入れないようです。
 荒川沖方面は、地盤が固いことから比較的被害の少ないようです。そのため話題は、原発事故の今後についてが多くあります。
 テレビで視聴する情報からは、対処療法は分るが根治する対応が見えないと不安を訴えられます。
 また、国や保安院や東電の話の食い違いが不安を増幅させているようです。
 発する言葉の奥を読みながら私たちは本当の事を隠された真実を知ろうとしています。
 騙されないという思いが、原発事故には付き纏ってしまいました。
 
 新聞は、被災後の初動対応や支援各国の様々な意見を掲載しています。しかし、私たちは、論評ではなく命を張って復旧に臨む方達の復旧成果を心から祈るばかりです。
 お邪魔したお宅の庭に咲く可憐な花を見つけました。早咲きの桜のように5枚の花弁が拓いていました。
  DSCN1564