技術が日本の宝。その伝達は徒弟ではなく師弟。習得は繰り返す愚直な努力。

 土浦市は、今日、土浦市立小学校や県立高等学校の入学式を迎えました。桜の花もほころんで入学式をささやかに祝しているようです。
 私は、小学校でも高等学校でもなく、茨城県立土浦産業技術専門学院の入学式に参列いたしました。本年は94名の新入生は、「機械技術課」「自動車整備課」「情報技術課」「コンピューター制御課」「服飾ソーイング課」を選択して、技術と技能の専門的な教授を受けます。入学式のキーワードは、技能であり、技術であり、復興であり、即戦力です。毎年、100%の就職率を誇り、入学式の来賓は、土浦、石岡、龍ヶ崎のハローワークの所長という専門性高いスキルを身につける同学院らしい顔ぶれでした。
 ご挨拶させて頂く機会が有馬視したので、「会場は照明も落としていて、折角の晴れの入学式としては残念だけれども、思い出残る式となる。『闇の中に差し入れる光は最も美しい』と三木清は言ったそうです。皆さんの研鑽の技術が最も美しい光となって照らします。『さあ、出発しよう。悪戦苦闘を乗り越えて、決められた決勝点は、取り消すことはできないのだ』ともあります。今日の初心を忘れずに、卒業式までの悪戦苦闘を頑張ろう」とお祝いさせて頂きました。
 ここで学ぶ即戦力の技術は、きっと同学院の先生達との師弟関係から生まれるものとも思います。学院の麗しい師弟の姿を思いながら、学院から帰らせて頂きました。
 午後は、土浦市内冨士崎町を震災お見舞いに歩かせて頂きました。
 お蕎麦屋さんでも、パン屋さんでも、食材を扱い事について、原発事故の動向は大きく影響しています。特に水の問題が心配されています。食材は、仕入れの工夫ができますが、水は大量に使うものであり、食器や機械の洗浄を含めて必須です。この水に影響すると食品製造は成り立たないため、大変な混乱が起ることと懸念されます。
 タバコ屋さんでも、製造工場の損害で製造量が減り、かつ限定品に特化しているためご苦労が多いとの訴えがありました。嗜好品であるが故に、皆さんの希望に応えることができないことは悲しいとの訴えです。製造は、単品にて作り上げるものでないため、部品の一つが欠けても全部が成立しないことを改めて知らされました。
 また、今度我が家にFAX専用回線を引く手続きをしました。開通は、複合コピー機の設置後になりますが、ブログだけでなく、ファックス通信も検討しようと思います。皆さまのご意見をお寄せ下さい。