思春期で多感な中学生。父兄、学校、地域で、見守り、支え、励まそう。この子らの成長こそが復興なのだ

 土浦市立土浦第四中学校の平成23年度入学式が晴れやかに開催されました。本年は、7クラス225名の新入生を迎え、創立70周年を迎える節目に、希望に胸を膨らませての式典となりました。
 校長先生の式辞は、元気・やる気・緊張感で迎えた新入学生を思いやって、「心の中に四中魂を持つ素晴らしい中学生になって欲しい。そのために、①四中を愛し、負けない気持ちを育む ②四中生の誇りを胸に、自信を持って ③他人を思いやるやさしい気持ちが大事」と語りかけました。
 次いで「四中生にしらける子はいない。挨拶・清掃・時間を守ることで、中学生として、①クラス対抗 ②他の中学 ③高校入試 と多くの試練に対して、自分に厳しく挑戦することが大事」と諭されました。
 DSCN1573 更に、「自分の個性を磨いて欲しい。その個性は、集団の中で認められる個性であって、思い込みや自分勝手ではない。地域の期待に応えること」「素朴・勤労・自治の校訓の中でも、素朴とは、自分の気持ちに嘘偽りのないもの」「中学生として、誰かにやってもらって当たり前ではなく、『おかげさまで』の心を持って欲しい」と述べられました。
 在校生の挨拶も、新入生の挨拶も立派でした。来賓の皆さまの心温まる祝辞も、東日本大地震の最中の入学式として、ささやかな中に、こうして入学式ができることへの感謝が感じられました。
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 私も、昭和44年に一人東京小平の地で、創価中学に進学した時の、まだまだ子どもだった姿を思い出します。ダブダフの学生服も、真っ白な室内靴も、希望と不安に心を震わせながら寮生活に入ったことを思い出します。そして、本人のみならず、父が母が、教職員の皆さまが、関係者の方々が、いかなる気持ちで入学式に臨んだのかに重いが廻ります。人生の原点を作るような瑞々しい心を育む教育を心からお願いして期待したいと思います。